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瀬戸 浩二(セト コウジ) SETO Koji

お問い合わせ

学部等/職名

エスチュアリー研究センター 准教授

学科・講座等

エスチュアリー研究センター 

電話番号

0852-32-6450

専門分野

自然科学一般 / 固体地球科学

専門分野キーワード

汽水域学、古環境学、第四紀学

研究テーマ

汽水湖(海跡湖)に記録された環境変動から読み取れる汽水域の将来像に関する研究 —約1万年間の汎世界的環境変動と人為的環境変化の全解読—
 汽水域は世界中の海岸付近にどこでも分布している水域である.しかし,それぞれ汽水域で個性が見られ,特異な環境システムを持っている.そのような汽水域の環境は,微妙なバランスで成り立っており,わずかな外的要因で環境が変化することが知られている.汽水域に環境変化を与える外的要因は,地球規模での気候変動や人類が生活する過程で生じる人為的な改変などが挙げられる.それぞれの汽水域は歴史的に見てもそのような要因により常に変化している.今後,地球温暖化などの地球規模の気候変動や公共事業などの人為改変により,汽水環境はさらに変化する可能性が想定される.このように環境変化を繰り返す汽水域において将来像を考えるためには,環境変化の要因と普遍的なシステムを解明する必要がある.  本研究は,汽水域が成立した約1万年前から現在まで,堆積物または生物に記録されている環境変化の情報を地質学的・堆積学的・地球化学的・古生物学的手法を用いて様々なオーダーで解読し,その環境変化イベントのシステムを解明することを目的としている.その目的に関連して,現在起っている環境変動をモニタリングし,どのような変化が起り.それがどのように記録されているのかを解明すること,また通常時での堆積プロセスや生物の遷移プロセスを解明することなども研究課題の一つである.このような取り組みで得られた研究成果は,汽水域における将来の環境予測や環境再生・修復のための理想モデルを提言するなど,社会的なニーズに答えるための基礎的な資料として活用される.
研究分野:地質学,層位・古生物学,生態・環境 (国内共同研究) 2008年 ~ 2019年

取得学位

博士(理学)  広島大学