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足立 文彦(アダチ フミヒコ) ADACHI Fumihiko

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学部等/職名

生物資源科学部 農林生産学科 助教

公開講座、学外講師・講演

1. 全国大学附属農場協議会教育研究集会シンポジウム 分類:セミナー・シンポジウム 役割:講師 対象者:全国農場関係教職員 人数:100~300人未満 島根大学生物資源科学部のサツマイモによる地域活性化プロジェクトにおける、中国山地の冷涼条件を利用した高品質な焼き芋用サツマイモ栽培についての事例紹介をオンラインにより行った。 主催者:全国大学附属農場協議会 2022年 9月 ~ 2022年 9月
2. サツマイモ生産者協議会技術講師 分類:生産者協議会技術講師 役割:指導 対象者:一般市民 人数:30人未満 飯南町サツマイモ生産者協議会に技術講師として参加し、サツマイモ糖度の変動要因について解説した。特に、塊根サイズの大小による変動について、栽植密度とともに指導した。 主催者:飯南町サツマイモ生産者協議会 2020年 2月 ~
3. 飯南町サツマイモ生産者協議会 分類:セミナー・シンポジウム 役割:講師 対象者:一般市民,地方公共団体等 人数:30人未満  飯南町での高糖度サツマイモに関する共同研究成果について、生産者等の一般市民に対して、飯南町のサツマイモの特徴と糖度の高いサツマイモを栽培する上でのポイントを解説した。 主催者:(株)なつかしの森 2018年 3月 ~ キーワード:サツマイモ
4. 母衣幼稚園稲作教室 分類:食育授業 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30人未満 幼稚園児への食農教育として、稲作を田植えから収穫までの計3回指導し、イネの生育を園児にも理解出来るようにわかりやすく伝えた 主催者:松江市、母衣幼稚園 2016年 5月 ~ 2016年 10月 キーワード:食育、幼稚園、稲作
5. 母衣幼稚園稲作教室 分類:出張講義 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30人未満 幼稚園児への食農教育として、稲作を田植えから収穫までの計4回指導し、イネの生育を園児にも理解出来るようにわかりやすく伝えた。 主催者:母衣幼稚園 2015年 5月 ~ 2016年 12月 キーワード:イネ
6. みんなを救うサツマイモの力 分類:出張講義 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30人未満 サツマイモは江戸時代に石見地方の民衆を飢饉から救いました.これは,サツマイモ体内に空気中の窒素を固定し植物に利用出来る形に変換できる細菌が共生していることが原因の一つになっています.一方,近年では地球規模の気温上昇と都市部のヒートアイランド現象が進んでいます.本講義では,共生細菌によってサツマイモの生育を促進し,その植被で熱低減を図る島根大学の取り組みについて,その原理と実際を紹介しました. 主催者:島根県立大社高等学校 2014年 9月 ~

法律・技術相談

1. 科学技術相談 島根県大田市の三瓶山周辺でのサツマイモ栽培と貯蔵についての技術相談に対応し、大田市温泉津町の石切り場をサツマイモの貯蔵庫として使用できるかどうかを温度測定から判断した。その結果、構内温度は貯蔵に適した状態に長期間維持されることが判明したため、サツマイモの貯蔵への利用可能性が判断できた。 相談者:企業 2022年 10月 ~ 2022年 3月
2. 科学技術相談 サツマイモ種苗生産について新規事業として取り組む場合の条件を説明した 相談者:企業 2021年 11月 ~
3. 科学技術相談 さつまいも干し芋の異臭原因について 相談者:企業 2021年 4月 ~
4. 科学技術相談 飯南町でのサツマイモ栽培について. 相談者:企業 2016年 11月 ~ キーワード:サツマイモ 糖度
5. 科学技術相談 中山間地域でのショウガ栽培について、温度条件が成分に及ぼす影響などを解説した 相談者:一般市民,企業 2016年 5月 ~ キーワード:ショウガ
6. 科学技術相談 飯南地域でのしょうが栽培について相談があり、地域の気象条件やしょうがの特性について解説した。 相談者:一般市民 2015年 12月 ~
7. 科学技術相談 中山間地域の特産物の販売について、地域の農産物の特徴や情報を提供した。 相談者:企業 2015年 12月 ~
8. 科学技術相談 雑草種子の研究利用について、その需要などを解説した。 相談者:企業 2015年 6月 ~
9. 科学技術相談 建設業者の薬用人参栽培への参入について、適切な研究者に橋渡しした。 相談者:企業 2012年 5月 ~
10. 科学技術相談 障がい者施設での農業生産について,作目,設備,資材,栽培,運用などについてボランティアとして指導した. 相談者:企業
11. 科学技術相談 根のスプリンクラー機能について実用性の相談に答えた. 相談者:企業
12. 教育・学習相談 隠岐藻塩を用いたシイタケ栽培について、夏季に隠岐高校を訪問し、高校生に研究計画の指導を行い、シイタケの塩濃度を測定し情報提供した。 相談者:隠岐高校生徒 ~ 2020年 8月
13. 教育・学習相談 隠岐藻塩を用いたシイタケ栽培について、隠岐高校、JAしまね隠岐地区本部に研究計画の指導を行い、年度末には隠岐高校生徒が来校し測定などの研究指導を行った。 相談者:企業,隠岐高校生徒 2019年 7月 ~ 2020年 3月 キーワード:隠岐藻塩、シイタケ
14. 地域志向研究 飯南町宇山地区でサツマイモを栽培する農事組合法人「草の城」とその販売・加工を担当する(株)あゆみに対して、サツマイモの収量と品質が土壌と気象条件から受ける影響、販売上の問題を含めて解説した。同情報提供を行うにあたり、栽培調査のために合計16回飯南町を訪問した。 相談者:企業,農事組合法人 2015年 5月 ~ 2016年 12月

じげおこしプロジェクト

1. 松江市 エネルギー構造 高度化・転換理 解促進事業 (2022年度)
2. 飯南町 飯南町サツマイモ生産利用改善プロジェクト (2022年度)
3. 松江市 地熱を中心とした再生可能エネルギー利活用の委託研究事業 (2021年度)
4. 飯南町 飯南町サツマイモ生産利用改善プロジェクト (2021年度)
5. 松江市 エネルギー構造高度化・転換理解促進事業 (2020年度)
6. 松江市 エネルギー構造高度化・転換理解促進事業 (2019年度)

メディア対応

1. テレビ 2022年 1月 雲南市・飯南町事務組合ケーブルテレビ 番組タイトル「情報NEXT+Wednesday」 放送日時 来年1月5日の18時・20時・22時 翌6日の0時・2時・6時・8時・10時・12時・16時
2. テレビ 2019年 10月 飯南町激甘サツマイモ森の絹 TSKスーパータイムの中の紹介コーナーで、飯南町サツマイモの高糖度の理由について解説した。
3. 農耕と園芸2016年10月号 2016年 6月 共生微生物を活用して生産性を高めるサツマイモ育苗法を開発.農耕と園芸2016年10月号 pp54-57. のための取材を受けた

島根県を中心とした山陰地域に貢献する社会貢献活動の改善の取組み

1.  飯南町産サツマイモの現地課題に関する研究を長年継続した成果は地域で高く評価されている。その結果、今年度からは大田市の三瓶山周辺でのサツマイモ栽培の共同研究の新規契約に結びつき、昨年度から継続している弓ヶ浜半島でのサツマイモ種苗生産の確立に関する共同研究や技術相談などを通じて、山陰地域でのサツマイモ生産を通した社会貢献活動が持続的に改善されている。  特に種苗生産では、九州地方を中心に非常に問題となっているサツマイモ基腐病を企業からの写真提示から早期に発見し、学内や地方自治体との連携により極めて早期に対応を行ったことで山陰地域への広範囲に及ぶ影響を未然に防止できたことは大きな社会貢献につながった。一方、温度測定と土壌分析により挿し穂の生産指導を行い、約20万本の挿し穂が生産できるまでに到達できた。1経営体としては全国トップクラスのサツマイモ生産面積を誇る企業の経営改善に助力できた。
2. エネルギー構造高度化・転換理解促進事業受託事業(松江市とのじげおこし研究プロジェクト)によりサツマイモの食味・食感と地域資源である玉造温泉熱を利用した調理法についての研究を行った。温泉熱という地域資源がサツマイモの生産と調理に利用できる可能性を提示し、地域企業からは温泉熱利用による調理に関心が寄せられるなど社会貢献活動につながった
3. 令和3年度 島根県委託「企業連携PBL推進事業」に「さつまいもの販売方法の改良による高付加価値化と訴求性の向上」として研究室学生とともに応募し、受入企業においてインターンシップと企業訪問を行った。本事業は学生が実地で調査した内容により企業活動の改善方法を提言するものであったため、壺焼き芋の製造について焼成温度、労働・環境測定を行い、労働条件を改善するために植木鉢を改良した「焼き芋鉢」を開発し、電気ヒーターの利用により温度管理が簡便となるよう改善した。この製品は企業の実営業に採用され数個が販売されるなど大きな社会貢献活動の改善につながった。
4. 飯南町において(株)なつかしの森とサツマイモの現地課題に関する共同研究を継続し、飯南町産サツマイモの食味・食感に関する情報をを生産現場に還元した成果は地域で高く評価されている。これらを背景に飯南町と島根大学とのじげおこし研究(飯南町サツマイモ生産利用改善プロジェクト)が本年度より開始された。2021年12月には飯南町長ほか町幹部に対してじげおこし研究の報告会を実施し関心を持って支持されている。研究が地域での経済活動に反映されるなど社会貢献活動は高い状態を維持している。
5.  飯南町において(株)なつかしの森とサツマイモの現地課題に関する共同研究を行い、糖度低下の原因を解明しその解決手段を生産現場に還元した成果は地域で高く評価されている。これらを背景に2020年10月に(株)なつかしの森が松江店に出店し壺焼き芋を販売するに至り、研究が地域での経済活動に反映されるなど社会貢献活動は高い状態を維持している。  一方、じげおこしプロジェクトに認定されている松江市の地熱プロジェクト、隠岐の島町の隠岐藻塩米の研究でも現地生産者や関連企業とともに研究を進め、知見を地元に還元しており、その成果を受けて、隠岐高校・松江農林高校生の指導を要請されるなど社会貢献活動が地域での広がりを見せている。
6.  飯南町において(株)なつかしの森とサツマイモの現地課題に関する共同研究を行い、糖度低下の原因を解明しその解決手段を生産現場に還元した成果は地域で高く評価されている。昨年度度からはサツマイモ生産者協議会員に技術支援を行い、生産者圃場で継続して現地実証試験を行うなど、社会貢献活動はここ数年で著しく改善している。  一方、じげおこしプロジェクトに認定されている松江市の地熱プロジェクト、隠岐の島町の隠岐藻塩米の研究でも現地生産者や関連企業とともに研究を進め、知見を地元に還元しており 、その成果を受けて、他作物についても現地課題解明のための高校生の指導や共同研究を要請されるなど、社会貢献活動が地域での広がりを見せている。
7. この3年間で山陰地域の中標高地のサツマイモ栽培の有利性と課題をこれまでに明らかにした。これを受けて、H29年度は飯南町農産物加工商品開発プロジェクト(特化型)及び島根県の技術シーズ育成事業に採択され、生産上の課題を研究した。一方、飯南町でサツマイモの6次産業化を進める(株)なつかしの森との間で共同研究を行った。生産上の課題解決手段を解明した成果は地域で高く評価され、サツマイモ栽培開始当初は4ha程度であったものが、H31年では30haを越えるほどに規模拡大し、地域の所得向上と活性化、ならびにブランド芋「森の絹」の普及に大きな貢献をしている。
8. 飯南町において(株)なつかしの森とサツマイモの現地課題に関する共同研究を行い、糖度低下の原因を解明しその解決手段を生産現場に還元した成果は地域で高く評価されている。2019年度からはサツマイモ生産者協議会員に技術支援を行い、生産者圃場で現地実証試験を行うなど、社会貢献活動はここ1年で著しく改善した。その成果を受けて、島根県内の他地域でも現地課題解明のための共同研究を要請されるなど、社会貢献活動が地域での広がりを見せている。
9. H27、28年の地域志向教育研究経費による支援により、標高350-600mの標高条件が糖度向上に最適であると、さらに、消費者には平地産のサツマイモよりも食味が高評価で最大1.4倍の価格で購入される可能性を明らかにした。その結果、協力関係にある飯南町の(株)なつかしの森はサツマイモ栽培をH29年度に倍増させることを決め、島根県産業振興財団との協働により同社のサツマイモを「絹の森」としてブランド化するプロジェクトを飯南町ならびに地域の関係機関とともに1月から始動させた。このプロジェクトに参加し、同地産サツマイモの有利性を関係者に解説する改善を行った。
10. 平成27年度地域志向教育研究経費の研究課題である「飯南地域の低温資源による高糖度サツマイモ生産」により、飯南産サツマイモは平地の松江産に比較して糖度が高いことをその原因とともに明らかにした。同地で販売を担当し福祉施設で障害者に農業労働を提供する(株)あゆみはこの情報を元に高級スーパーに対し一般のサツマイモの3倍の販売価格での契約を取り付けることができた。この事は温暖化が進む中で飯南地域の農業生産の将来に明るい希望をもたらすことができた。島根大学の実績評価においてもA判定と高く評価され、想定以上の進展が見られたことで大学の社会的評価の向上に貢献できた