・金属錯体を基盤とする人工光合成・酸化反応触媒 ・クロミズム特性を有する金属錯体の開発

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カタオカ ユウスケ
片岡 祐介
准教授
学部等
総合理工学部
物質化学科
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https://researchmap.jp/kata-0ka
SDGs 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
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産業分野

  • 製造業 / 化学工業
  • 学術研究,専門・技術サービス業 / 学術・開発研究機関

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研究分野

  • ナノテク・材料 / 無機・錯体化学
  • ナノテク・材料 / エネルギー化学
研究キーワード

研究概要

1. 人工光合成システムの開発
クリーンエネルギーとして期待される「水素」を生成する手段として、人工光合成システムが期待されています。 これまでに我々は、パドルホイール型金属二核錯体を水素発生触媒に使用した人工光合成システムを多数開発し、それらのシステムが、高効率に水素を発生する事を明らかにしています。(Dalton Trans. 2019. など)

2.近赤外エレクトロクロミズム
パドルホイール型ルテニウム二核錯体は, Ru2(II,II), Ru2(II,III), Ru2(III,III)の三種類の酸化数を形成可能なレドックス活性な金属錯体として知れています。特に我々は, 報告例が極めて少ないRu2(III,III)錯体の開発とその電子状態に関して実験と理論計算を利用して研究を行っています。(Polyhedron. 2017.) 最近では, アミノピリジンが配位したRu2(III,III)錯体が特異な近赤外吸収を示し、印加電圧に応答してそれらの吸収が劇的に変化するエレクトロクロミズム特性を示す事を発見しました(Dalton Trans. 2021.)。

アピールポイント

新規金属錯体の開発と触媒反応に加え、量子化学計算を使用した理論的なメカニズム解析も実施できます。

特許情報