光ファイバセンシング 超高速光信号の測定

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イトウ フミヒコ
伊藤 文彦
教授
学部等
総合理工学部
機械・電気電子工学科
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https://researchmap.jp/itof
SDGs 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 11 住み続けられるまちづくりを
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産業分野

  • 製造業 / 情報通信機械器具製造業

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研究分野

  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 計測工学 / 光計測、光ファイバ計測、レーザ計測
研究キーワード
光ファイバ通信網、構造物ヘルスモニタリング

研究概要

●光ファイバ通信・光ファイバセンサ網
光ファイバは1本で10テラビット/秒という膨大な信号を送ることができます。本研究室では、このような超高速な世界を見るための道具を研究しています。
また、光ファイバ自体をセンサとして用いることで、1か所に測定器を置くだけで、歪や温度を分布的に測定することができます。これを利用して、大規模な災害を事前に検知したり、構造物の劣化を予測することが可能になります。

●光ファイバ反射計・光反射計(レーザ光を使ったレーダー)
 レーダーのように、パルス信号を対象物にぶつけ戻ってくるまでの時間を測ることで対象物までの距離を測る装置を、光学分野では”反射計”といいます。光(ファイバ)反射計は、光ファイバや光デバイスの中でのレーザ光の”散乱現象”を分布的に観測する道具です。本研究室では、光反射計の距離分解能(どのくらい細かい距離で分析できるか)、距離レンジ(どのくらい遠くを見れるか)を拡大するための研究を行いその応用を探求しています。

アピールポイント

独自に提案・開発した位相雑音補償OFDR方式(PNC-OFDR)は、光ファイバの散乱光を世界最高レベルの距離・分解能比で計測できるオリジナル技術です。これを使って、通信網の保守運用や、インフラのヘルスモニタリングへの応用を検討しています。

特許情報