国民国家、ユダヤ人、パレスチナ問題、アメリカ史

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イケダ ユカコ
池田 有日子
准教授
学部等
法文学部
法経学科
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産業分野

  • 情報通信業 / 放送業
  • 教育,学習支援業 / 学校教育
  • サービス業(他に分類されないもの) / 政治・経済・文化団体

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研究分野

  • 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史
  • 人文・社会 / 政治学
  • 人文・社会 / 国際関係論
研究キーワード
国民国家、ユダヤ、パレスチナ、シオニズム、マイノリティ、虐殺、紛争、難民

研究概要

いまなお悲惨な暴力が続くパレスチナ問題について、その発生に重要な役割を果たしたアメリカに注目して、ユダヤ人国家建設を目指したシオニスト運動、アメリカ・シオニスト運動について研究してきた。そこでは様々なアイデンティティの相克を抱えるアメリカ・シオニストが、いかにパレスチナ問題に対応しそしてユダヤ人国家建設に向けて、いかに有効な政治言説戦略をとったのかということを検証した。そこでみえたのはシオニストの言説戦略の巧みさのなかで、アメリカ社会からユダヤ人国家建設にあたってパレスチナ・アラブ人との共生をめぐる議論が消され見えなくなり、それが戦後の政治過程の基底をなしていたのではないかとの指摘を行った。
 現在は国民国家とマイノリティ問題について、国民国家の思想系譜をたどり、国民国家の原理、内実、機能の仕方を検証し、そこでのマイノリティの位置や実態などをみていこうろしている。この研究をすることによって、マイノリティも十全なライフの送れる国民国家像、共生の仕方などを提示していきたい。

アピールポイント

基本的には政治史ですが、国民国家、ナショナリズムに関連する理論研究もおこなっている。ヨーロッパ、アメリカのユダヤ人問題にも一定の造詣をもっている。また将来的には広く紛争研究と共生の問題について考えていきたいと思っている。

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