中国史、中国思想、ジェンダー。

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ササキ メグミ
佐々木 愛
教授
学部等
法文学部
社会文化学科
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SDGs 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう
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研究分野

  • 人文・社会 / アジア史、アフリカ史 / 中国史
  • 人文・社会 / 中国哲学、印度哲学、仏教学 / 中国哲学
  • 人文・社会 / ジェンダー
研究キーワード
中国

研究概要

ヒトには誰しも生物学上の父と母がいて、父と母の両方から DNA を受け継いで誕生します。これは生物学の知識などなくとも誰しも経験的に了解される事です。にもかかわらず、父系制の考え方では「父から血を継承できるのは男子だけ 」と考え 、母から子への継承関係や、父から娘への継承関係は否定されます。あらためて考えてみれば不思議なことです。そして中国は世界的にみても強固な父系制をもつ国で日本など東アジア各国に大きな影響を与えてきた国で、父系制の不思議を考える上で超重要な研究対象です。
従来の理解では中国の父系制は時代を超えて一貫して強固だと考えられてきました。それに対し、私の行っている研究は、中国の父系制とは実は歴史的に形成されたもので、時代の変化に伴って変容したものであることを思想史という視点から明らかにする研究です。この研究は、中国、日本等アジア各国そして西洋各国の家族やジェンダーのあり方を比較考察するために必須の研究と考えています。
一方で、世界遺産・石見銀山のある島根県の中国史研究者として、石見銀山の比較対象となりうる中国明代の鉱山遺跡や鉱山業についても調査研究しています。

アピールポイント

共編著として出版した『中国ジェンダー史研究入門』は英語版や中国語版が翻訳出版され、中国の父系制の歴史的変容という研究は世界的にも注目していただけるようになってきました。また全体構想の中核となる研究論文は、第31回蘆北賞(財団法人橋本循記念会)を受賞しています。

特許情報