・ヒト皮膚線維芽細胞への紫外線の影響 ・生細胞を用いたラマンイメージング ・シクロデキストリンの食品への応用

顔写真
ヤマモト タツユキ
山本 達之
教授
学部等
生物資源科学部
生命科学科
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個人URL
https://researchmap.jp/read0008510
SDGs 2 飢餓をゼロに 3 すべての人に健康と福祉を 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 14 海の豊かさを守ろう
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産業分野

  • 製造業 / 化学工業

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研究分野

  • ライフサイエンス / 生物物理学
  • 環境・農学 / 環境影響評価
  • ナノテク・材料 / 光工学、光量子科学
  • ナノテク・材料 / 基礎物理化学
  • ナノテク・材料 / ナノバイオサイエンス
研究キーワード
オゾンホール,ラマン分光法,医療診断法開発,海洋マイクロプラスチック,紫外線,生命分子分光学,赤外分光法,分裂酵母

研究概要

ラマン分光法,赤外吸収分光法,紫外・可視分光法などの分子分光学的手法を用いた生命科学の研究,すなわち生命分子分光学の研究を行っています。現在特に力を入れているのは,ラマン分光法の応用研究です。例えば,ラマン分光法を用いて非生検的な新規医療診断法の開発,ラマン分光法と顕微鏡を組み合わせて生きた細胞の代謝の様子を可視化する研究,海洋マイクロプラスチックの成分などを迅速に分析する装置の開発などを行っています。また,これまでに南極オゾンホールの影響で増加した紫外線が南極生物に与える影響の分光学的研究や,包接化合物シクロデキストリンがタンパク質の熱安定性に与える影響に関する研究などを行ってきました。
図1は,ラマン分光法を発見して1930年にノーベル物理学賞を授与されたラマン博士の業績を称えたインドの切手です。
図2は,生きたままの酵母の中の種々の生体分子のラマンスペクトルです。
図3は,左から,生きた酵母の光学顕微鏡写真,エルゴステロール分子の分布,タンパク質分子の分布,ある糖分子の分布を表しています。各々の分子のラマンスペクトルの強度分布から,このようなイメージを得ることができます。

アピールポイント

分子分光学の応用研究が得意です。第49次南極地域観測隊の夏隊として南極オゾンホールが生物に与える影響に関する研究を行いました。インドや台湾などの多くの大学との国際共同研究も積極的に進めています。

特許情報