・古典籍・文献資料の調査研究

顔写真
アサダ ケンタロウ
浅田 健太朗
教授
学部等
法文学部
言語文化学科
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https://researchmap.jp/read0095706
SDGs 4 質の高い教育をみんなに 10 人や国の不平等をなくそう 17 パートナーシップで目標を達成しよう
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産業分野

  • 学術研究,専門・技術サービス業 / 学術・開発研究機関
  • 教育,学習支援業 / 学校教育
  • 教育,学習支援業 / その他の教育,学習支援業
  • 公務(他に分類されるものを除く) / 国家公務
  • 公務(他に分類されるものを除く) / 地方公務

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研究分野

  • 人文・社会 / 日本語学
研究キーワード
古典籍,聖教,文献調査

研究概要

【歌謡の楽譜から過去の日本語の声を復元する】
 過去の日本語の声がどのようなものだったか、それを知る手立てはほとんどありません。言葉は口にした瞬間に消失してしまうからです。日本語史研究では、さまざまな文献に現れる手がかりや、現代の方言の比較などによって、過去の日本語の声を復元しようと試みています。
 私は、声明譜(しょうみょうふ)という文献資料を利用して、中世日本語の声の姿がどのようなものであったかを研究しています。声明というのは、仏教儀式で行われる声楽のことです。
例えば現在私たちは「知った」の「っ」のようなつまる音を書こうとするとき、「つ」を小さく書きます。この方式が広く使用されだしたのは明治時代以降ですが、実は鎌倉時代の天台宗の僧侶が、声明をより正確に楽譜に反映させようと工夫を重ねた結果、初めて編み出した方法なのです(写真2行目の一番下に仏(フッ)とあるように)。ここから、当時の日本語話者が、どのようなときにつまる音を使っていたのかが分かります。
 このような証拠をこつこつ収集するために、お寺を中心に文献資料の調査を行っています。

アピールポイント

近畿地方の古寺の聖教調査に参加してきました。

特許情報