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サカイ ユウタ
阪井 祐太
助教
学部等
材料エネルギー学部
材料エネルギー学科
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SDGs 4 質の高い教育をみんなに
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産業分野

  • 情報通信業 / 通信業
  • 情報通信業 / 情報サービス業
  • 学術研究,専門・技術サービス業 / 学術・開発研究機関

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研究分野

  • 情報通信 / 情報学基礎論
  • 情報通信 / 数理情報学
  • 自然科学一般 / 応用数学、統計数学
研究キーワード
応用確率論,最適輸送,情報理論,数理最適化,符号理論

研究概要

情報(データ)をどのように捉えればよいか、その解釈について強い関心を持ち、工学問題の数理研究を行っています。データの解釈には例えば、統計的解釈、幾何学的解釈、代数的解釈、位相的解釈と多様な議論がありますが、とりわけエントロピーによる「量的解釈」の研究に従事しています。これまでの研究活動では、情報理論分野の中心的課題として、データ圧縮および通信性能の理論限界を解析的に究明してきました。それらの主な研究成果を、以下にまとめます。
・通信誤り確率の指数関数的振る舞いの特定
・古典的な情報理論的不等式の精密化
・巡回群に基づくポーラ符号の性質とその漸近分布解析
・光通信モデルの理論限界に対する高次漸近論
・カットオフ・エントロピーの工学的意味付けとその高次漸近論
・可変長データ圧縮における大偏差原理的解析の精査
こうした研究では、工学問題に対する数学的事実を証明することが主な仕事になります。データサイエンスの中長期的発展を目指し、基礎理論の精密化とその応用への接続について、今後も研究に従事します。

アピールポイント

情報学(インフォマティクス)の工学他分野への応用が、近年注目を集めています。そこでは闇雲なデータ処理よりも、複雑な現実問題から本質的課題を抽出した数理モデルに着目し、どのような数理的手法が使えるかの試行錯誤が大切です。「データをどう捉えるか」という観点を念頭に置き、日々研究しています。

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