・水循環過程と森林生態系 ・森林の水資源涵養機能の評価 ・積雪・融雪と水資源

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ハシモト テツ
橋本 哲
准教授
学部等
生物資源科学部
環境共生科学科
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SDGs 15 陸の豊かさも守ろう
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産業分野

  • 農業,林業 / 林業

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研究分野

  • ライフサイエンス / 森林科学 / 森林水文学
研究キーワード
森林,水資源,水循環,水土保全

研究概要

 日本全国で見ると、年間使用量のうちおよそ90 %は、河川から取水しています。河川流量は降水により増減します。豪雨により大洪水となれば災害が発生します。長期間の無降雨により渇水となります。私たちの生活や農業などの水利用パターンは大きく変化しませんから、河川の水量はなるべく一定の方が好都合です。森林には洪水や渇水を緩和するという流量の変化をならす作用があり、私たちはこれを利用しています。水源林の管理を考える上で、実際の現場を対象に、私たちが使用する水量に対して、森林の流量をならす作用を量的に評価することは大切なことです。
 島根大学の三瓶演習林に小さな試験流域を設けて、この小流域からの渓流流量、降水量などを観測しています。流域への降水が蒸発や渓流水で出てゆく量を降水量から計算して推定する方法を通してその過程の特徴を掴んでゆきます。このような結果を地域の貯水ダム流域に適用して、取水に必要な水量の確保や貯水池の規模に対して、この水源流域の森林がどのように関係しているのかを量的に評価します。

アピールポイント

特許情報