研究概要
■世紀転換期のアメリカ文学と文化
アメリカ文学のなかでも「自然主義」と呼ばれる19世紀末から20世紀初頭にかけて隆盛した文学作品を研究しています。とくにセオドア・ドライサーの都市小説作品における「弱者」について、アメリカ社会がどのようにかれらを生産し処遇していくのか、また作家はそれをどのような立場から描き出そうとしているのかに関心があります。そのほか近年では、1893年のシカゴ万国博覧会が開催以来アメリカ文学に与え続けている影響の検討にも取り組んでいます。
■ラフカディオ・ハーン/小泉八雲
現代または地域という文脈のなかでラフカディオ・ハーンを再考し、その文学と足跡の重要性を評価する研究を行っています。具体的には、震災、自然災害、社会的弱者に関する現代的課題を背景にハーン作品の現代的な意義を考察しています。また山陰地域に材を得た紀行文や再話文学にも注目し、英語で語り直されるなかで生成されていく独特の文学空間/風景についての検討も始めています。そのほか、ハーンの文学作品を媒体にして、地域社会の潜在的な機能と価値を引き出す研究と教育活動にも取り組んでいます。
アメリカ文学のなかでも「自然主義」と呼ばれる19世紀末から20世紀初頭にかけて隆盛した文学作品を研究しています。とくにセオドア・ドライサーの都市小説作品における「弱者」について、アメリカ社会がどのようにかれらを生産し処遇していくのか、また作家はそれをどのような立場から描き出そうとしているのかに関心があります。そのほか近年では、1893年のシカゴ万国博覧会が開催以来アメリカ文学に与え続けている影響の検討にも取り組んでいます。
■ラフカディオ・ハーン/小泉八雲
現代または地域という文脈のなかでラフカディオ・ハーンを再考し、その文学と足跡の重要性を評価する研究を行っています。具体的には、震災、自然災害、社会的弱者に関する現代的課題を背景にハーン作品の現代的な意義を考察しています。また山陰地域に材を得た紀行文や再話文学にも注目し、英語で語り直されるなかで生成されていく独特の文学空間/風景についての検討も始めています。そのほか、ハーンの文学作品を媒体にして、地域社会の潜在的な機能と価値を引き出す研究と教育活動にも取り組んでいます。
アピールポイント
ラフカディオ・ハーンを通じた地域と人のつながりの再発見や創出に結びつく活動が可能です。これまでの取り組み:①市民交流型のハーン研究会の開催 ②学生との地域活性化活動(「日めくりへるん」の制作) ③松江市立図書館主催「小泉八雲に学び・親しむ」講師 ④ハーンゆかりの人物の顕彰