・金属,半導体,セラミック等の物性評価 ・磁性材料の開発 ・高圧力中での物性評価 ・新規物性測定技術の開発

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ニシゴオリ シジヨウ
西郡 至誠
准教授
学部等
研究・学術情報本部
総合科学研究支援センター
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SDGs 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
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産業分野

  • 学術研究,専門・技術サービス業 / 学術・開発研究機関

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研究分野

  • 自然科学一般 / 磁性、超伝導、強相関系
  • ナノテク・材料 / 金属材料物性
  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 熱工学
研究キーワード
ゼーベック係数,高圧力,磁性,熱伝導率,熱特性,比熱

研究概要

「新しい熱特性測定技術の開発と高圧下での物性研究」
“加圧”は,物質を構成する原子間の距離を縮め相互作用を連続的にコントロール出来るため“新たな物理現象の探索”や“既存の現象の深い理解”を進めるための有力な研究手法である。しかし高圧下での物性測定は手法および精度の面で未だ発展途上にある。私は,中でも特に困難とされる熱特性(比熱・熱伝導率)の測定手法の開発に取り組み,「3次元熱緩和法」を完成させた。その成果を広く物性研究に応用すべく研究を行っている。
我々の手法は圧力媒体中の試料を局所的に加熱し、熱緩和現象をコンピュータシミュレーションにより解析する手法で,比熱のみならず熱伝導率の絶対値を 2.5GPaまでの高圧力,5~400Kの広い温度範囲で測定できる世界的にも例の無いものである。研究対象の物質は希土類元素を含む化合物で,圧力下で誘起される超伝導や磁性および価数の不安定の研究などを進めている。近年は液体を試料とした高圧力下での熱伝導率・比熱の測定技術の開発にも取り組んでいる。

アピールポイント

微小な試料の温度計測技術とコンピュータシミュレーションを組み合わせた手法で,物質の熱伝導率・比熱の絶対値を 2.5GPaまでの高圧力,5~400Kの広い温度範囲で測定できる。

特許情報