植物の生化学、分子生物学的解析、分子育種

オガワ タカヒサ
小川 貴央
准教授
学部等 |
生物資源科学部
生命科学科
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産業分野
- 学術研究,専門・技術サービス業 / 学術・開発研究機関
- 農業,林業 / 農業
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研究分野
- ライフサイエンス / 植物分子、生理科学
- ライフサイエンス / 応用生物化学
研究キーワード
植物、ビタミンB、リボフラビン、ナイアシン、分子育種
研究概要
ビタミンBは、B1、B2、ナイアシンなど8種類あり、それらをまとめてビタミンB群と呼びます。これらはいずれも生体内で酵素タンパク質が働くために必要な補酵素として機能しています。これらの中で、ビタミンB2であるリボフラビンとナイアシンは、補酵素として、数百種類もの酵素反応や呼吸、光合成にも必須であることからも、すべての生物にとって必須なものであることがわかります。さらに、このような重要な化合物が、ストレスなどのある環境下においてはそれらを分解しなければならないということもわかってきました。しかし、生物の教科書に当たり前のようにのっているこれら基本的な化合物が、生体内でどのように調節されているか、ほとんど理解されていないことに気づきました。そこで私は、植物における補酵素の合成・分解がどのように調節されているのか、またそれらが環境ストレス応答などにどのように関与しているのかを明らかにして、将来的にはそれらの利用により補酵素の調節を介した植物の様々な代謝系の制御や栄養素としてのビタミンBの高蓄積など、様々な有用形質を有する作物の分子育種技術に利用したいと考えています。