・未利用セルロース系バイオマスの機能化 ・木質系廃棄物の再資源化 ・高吸水性ポリマーの合成と物性 ・紙の特性解析 ・バイオマス利活用による環境実践教育

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ヨシノブ マサヒロ
吉延 匡弘
准教授
学部等
総合理工学部
物質化学科
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産業分野

  • 製造業 / 繊維工業
  • 製造業 / 木材・木製品製造業(家具を除く)
  • 製造業 / 家具・装備品製造業
  • 製造業 / パルプ・紙・紙加工品製造業
  • 製造業 / プラスチック製品製造業(別掲を除く)

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研究分野

  • ライフサイエンス / 木質科学
  • ナノテク・材料 / 高分子化学
  • 環境・農学 / 循環型社会システム
研究キーワード
グラフト共重合,ゲル,セルロース,リグニン,環境実践行動・教育,機能化,高吸水性ポリマー,再資源化,多糖類,糖化,廃棄物,木材

研究概要

 資源循環型社会を構築するためには,再生産可能なバイオマス,特に地球上に最大量存在する森林バイオマスを持続的に利活用することは極めて効果的です。その際には,適切に管理された森林から得られる木質資源を効果的に利活用し,その加工時や利用後に排出される残廃材を再資源化することが必要となります。
 素材としては利用が困難な低質な木質系残廃材を再資源化すること,および未利用のリグノセルロース系バイオマスの有効利活用を推進することを目的として,その構成高分子であるセルロースやリグニンへ合成高分子をグラフト共重合することによって,またその中に分子内・分子間架橋を導入することによって,機能性高分子へ変換する研究に取り組んでいます。
 また,ピーナッツやピスタチオなどのナッツ(殻果類)は,外側の硬い殻を取り除いて食べたり加工されます。このようにして発生する廃外殻も,独特な化学組成,繊維特性,構造を有するリグノセルロース系物質です。
 廃外殻については,ヘミセルロースの高効率抽出やバイオエタノールの生産,またその強度や硬度を活かした材料の開発などを行っています。

アピールポイント

 未利用木質資源,木質系残廃材,含リグノセルロース食品残渣などの再資源化に対して,高機能化,成分利用および複合化の技術によって広く取り組んでいます。  これらに直接的に関わっている企業・団体,また新規事業として取り組みを検討しているところとの連携・融合を臨んでいます。

特許情報