進化生物学・ゲノム解析 環境DNAの利活用

ヨシダ マサアキ
吉田 真明
教授
学部等 |
生物資源科学部
附属生物資源教育研究センター
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https://researchmap.jp/7000007167 |
SDGs |
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産業分野
- 漁業 / 水産養殖業
- 漁業 / 漁業(水産養殖業を除く)
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研究分野
- ライフサイエンス / 進化生物学
- ライフサイエンス / ゲノム生物学
- ライフサイエンス / 応用微生物学
研究キーワード
ゲノム情報,生物模倣
研究概要
山陰の海岸で時々見られるアオイガイ (タコブネ)という貝について聞いたことはありますか。冬の海岸で時折見られることのある美しい貝殻ですが、実はこれ、タコが作ったものなのです。
タコの仲間は普通貝殻をもちません。タコの遠い祖先であるオウムガイは背中に貝を持っていましたが、現在のタコの系統が生まれたときに殻を失ってしまったことが分かっています。つまりタコブネは進化の過程で一旦失ったはずの殻を再度獲得したことになります。貝殻をつくるために必要な遺伝子はどこからやってきたのでしょうか。私達はカイダコを使って遺伝子解析を行い、その貝殻を形成するための遺伝子セットで初めて明らかにしました。
ゲノム情報を活用した研究はDNA配列になっていれば概ねどのような生物でも取り扱うことが可能です。この特徴を活かし、新たに海洋細菌の利活用に関わる研究を始めました。特に海洋細菌は人間には分解できない物質を利用するための酵素を持っており、これをプラスチックの分解や海藻由来の成分の利活用に活かすべく、研究を行なっています。
タコの仲間は普通貝殻をもちません。タコの遠い祖先であるオウムガイは背中に貝を持っていましたが、現在のタコの系統が生まれたときに殻を失ってしまったことが分かっています。つまりタコブネは進化の過程で一旦失ったはずの殻を再度獲得したことになります。貝殻をつくるために必要な遺伝子はどこからやってきたのでしょうか。私達はカイダコを使って遺伝子解析を行い、その貝殻を形成するための遺伝子セットで初めて明らかにしました。
ゲノム情報を活用した研究はDNA配列になっていれば概ねどのような生物でも取り扱うことが可能です。この特徴を活かし、新たに海洋細菌の利活用に関わる研究を始めました。特に海洋細菌は人間には分解できない物質を利用するための酵素を持っており、これをプラスチックの分解や海藻由来の成分の利活用に活かすべく、研究を行なっています。
アピールポイント
私はこれまで“フィールドからゲノムまで”をモットーに研究をしてきました。コンピュータと野外採集という一見相反する研究の広さを持ち味にして、広い視野と汎用性をもった人材の育成を目指します。