農地工学あるいは土壌物理学に関する研究全般。例えば、農地の排水問題への土木的なアプローチ、土壌の水分量の測定に関することなど。

フカダ コウタロウ
深田 耕太郎
助教
学部等 |
生物資源科学部
環境共生科学科
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SDGs |
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産業分野
- 農業,林業 / 農業
researchmap
研究分野
- 環境・農学 / 地域環境工学、農村計画学
研究キーワード
土壌、農地、排水性、通気性、物理性、音響、測定技術
研究概要
作物を栽培するうえで、土壌の水分量を適切な状態に保つことは重要です。乾いたら水をやり、排水不良の場合は、土壌を改良したり暗渠を入れたりします。このような問題に対処するとき、現状を把握するために、サンプリングや土壌水分センサーがよく使われます。
私は、音波を土に当てて非接触に測定できないか?というアイデアを試しています。音は空気の振動です。大気中で発せられた音波が土壌に当たると、一部が反射し、一部が土壌内の空気へ伝わります。この現象を詳しく調べた結果、深さ10cm程度の土壌表層に存在する空気の量と通気のしやすさが、反射音波に影響していることが分かりました。つまり、音を使うと土壌表層の空気量などを調べることができるということになります。
音波を使った測定法は、土壌の構造を破壊しないため、繰り返し測定や、他の測定との組み合わせが容易になると考えられます。
このように、土壌の状態を知る簡便な手法を開発することで、農地に関する問題の解決、農業振興、適地適作などへ貢献することを目指しています。
音響測定の様子を動画でご覧いただけます(youtu.be/76Ip89peTZs)
私は、音波を土に当てて非接触に測定できないか?というアイデアを試しています。音は空気の振動です。大気中で発せられた音波が土壌に当たると、一部が反射し、一部が土壌内の空気へ伝わります。この現象を詳しく調べた結果、深さ10cm程度の土壌表層に存在する空気の量と通気のしやすさが、反射音波に影響していることが分かりました。つまり、音を使うと土壌表層の空気量などを調べることができるということになります。
音波を使った測定法は、土壌の構造を破壊しないため、繰り返し測定や、他の測定との組み合わせが容易になると考えられます。
このように、土壌の状態を知る簡便な手法を開発することで、農地に関する問題の解決、農業振興、適地適作などへ貢献することを目指しています。
音響測定の様子を動画でご覧いただけます(youtu.be/76Ip89peTZs)
アピールポイント
排水性や通気性などの「土壌の物理性」に興味を持っています。実験室レベルに限らず現地調査も行います。土壌の物理的な理解を深め、将来的に、環境問題や栽培分野で貢献することを目指しています。過去の共同研究では、堆肥の土壌物理性への効果(保水性や通気性の向上)、縦穴を使った農地の排水対策の検討を行いました。