・水稲栽培に関すること一般 ・人工気象室を利用した栽培

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コバヤシ カズヒロ
小林 和広
准教授
学部等
生物資源科学部
農林生産学科
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SDGs 1 貧困をなくそう 2 飢餓をゼロに 13 気候変動に具体的な対策を
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産業分野

  • 農業,林業 / 農業

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研究分野

  • 環境・農学 / 作物生産科学
研究キーワード
高温不稔,栽培,作物,水稲,水田,地球温暖化

研究概要

1.水稲の開花期における高温障害の研究
地球温暖化は水稲の生産においても脅威をあたえつつあり,特にイネの花が咲くときに34℃以上の高温に遭遇すると花粉が障害を受け,受精障害が発生する.受精しないと葉で光合成して作ったデンプンを人間が食べることのできる米に利用できないので,開花期における高温障害は重要な問題となってきている.この問題に対する対策となり基礎的な研究として,高温条件でも障害の起きにくい花粉,高温を避けるために早朝に開花するイネの特性などを研究している.
2.アズキの湿害対策
島根県では水田転換畑にアズキを転作作物として栽培することを進めている.しかし,アズキは湿害には弱い.近年,地球温暖化の影響もあり,降水パターンが変動し,とりわけアズキの出芽,初期生育の時期に湿害が発生しやすい降水パターンが増えている.湿害に強いアズキの特性の解明を進めている.さらに湿地にも生えることにあるアズキの祖先種ヤブツルアズキについても研究を開始した.

アピールポイント

イネの開花の研究についてデジタルカメラを使った経時的調査を行っています.今後は画像解析やAIによる開花時刻の判定にも挑戦したいと考えています.

特許情報