原生動物を用いた環境評価
研究概要
原生生物は非常に多様な生物群であり,様々な形態を示すとともに生活様式についても様々である。近年になって,原生生物特に繊毛虫は魚類の仔魚の主たる餌となっていることが示されており,繊毛虫の分布や現存量を明らかにすることは,魚類等の生息環境を評価する際非常に重要であることが明らかになってきた。また,原生生物は単細胞であるがゆえに環境変化や汚染物質の影響を受けやすく,その種組成を明らかにすることで,水環境の評価をすることができると考えられている。
当研究室では,光学顕微鏡観察による従来型の原生生物同定の他に,電子顕微鏡を用いて細胞の細部を確認しながらの種同定や,メタバーコーディングの手法を用いた種組成の解析など,様々な手法を用いて原生生物の種組成と現存量を明らかにしている。
島根大学に隣接する宍道湖・中海や,その周辺域の最終処理場(下水処理場)などを調査の対象としており,それぞれで原生生物が水質とどのようにかかわっているか,さらに,水質改善に向けてどのような対策が考えられるか等の研究を進めている。
当研究室では,光学顕微鏡観察による従来型の原生生物同定の他に,電子顕微鏡を用いて細胞の細部を確認しながらの種同定や,メタバーコーディングの手法を用いた種組成の解析など,様々な手法を用いて原生生物の種組成と現存量を明らかにしている。
島根大学に隣接する宍道湖・中海や,その周辺域の最終処理場(下水処理場)などを調査の対象としており,それぞれで原生生物が水質とどのようにかかわっているか,さらに,水質改善に向けてどのような対策が考えられるか等の研究を進めている。