森本 展行（モリモト ノブユキ） MORIMOTO Nobuyuki
学部等／職名
材料エネルギー学部 材料エネルギー学科
教授
Department of Materials for Energy
学科・講座等
材料エネルギー学科
生年月
1973年11月
専門分野
ライフサイエンス / 生体材料学
専門分野キーワード
ポリマーバイオマテリアル、刺激応答性ポリマー
研究テーマ
がん組織浸透性の促進によるがん低温療法の開発
ツビッターイオン型のスルホベタインポリマーが細胞膜をエンドサイトーシスを経ることなく透過することを見出した。この機序の解明に取り組むとともに、オルガネラへの局在制御、組織浸透性について優れたポリマー構造の設計と薬物送達、がん低温治療に向けた展開を行っている。
研究分野:生体医工学
(国内共同研究) 2022年 ～ 2024年
ミトコンドリアゾーンを染め分ける蛍光ポリマーの開発
細胞膜透過性を有するスルホベタインポリマーに生細胞ミトコンドリアへの移行能を付与することに成功している。本研究ではさらに、ミトコンドリア内でのサブオルガネラスケールでの局在を可能とするポリマー設計を行っている。
研究分野:ナノ材料科学,高分子化学,生体化学
(個人研究) 2022年 ～ 2022年
接着性、伸縮性に優れた高生体適合性ハイドロゲルの開発
生理塩条件下において自己接着性・自己修復性を有した生体適合性ハイドロゲルの創製とその応用について研究を展開している。
研究分野:生体医工学,高分子材料
(国内共同研究) 2021年 ～
二分子膜型ポリマーベシクルの融合・分裂制御による多段階ナノリアクターの創製
刺激応答性を示す両親媒性テレケリックポリマー型ベシクルを調製し、ナノリアクターとしての評価と微量反応システムへの組み込みを目指している。
研究分野:ナノ材料科学,高分子化学,反応工学、プロセスシステム工学
(国内共同研究) 2022年 ～ 2023年
職歴
出身学校
東京理科大学 大学 (理学部 応用物理学科) 1997年 (卒業)
取得学位
博士（学術） (論文) 東京医科歯科大学 医用生体工学・生体材料学
学部・大学院教育
[教養教育]
- 材料エネルギー概論I
[専門教育]
- 新材料・エネルギー技術で新たな社会を作り上げるアントレプレナーへの道
論文（論文等）
| 1. | 「バイオ応用を目指した双性イオンポリマーゲルの設計」 戸井田 さやか, 森本 展行 ネットワークポリマー論文集 vol.:45 No.:1 全:10頁 3-12頁 学術雑誌 2024年 1月 |
| 2. | 「Van der Waals interactions regulating the hydration of 2-methacryloyloxyethyl phosphorylcholine, the constructing monomer of biocompatible polymers」 Masae Takahashi, Sifan Chen, Hiroshi Matsui, Nobuyuki Morimoto, Yuka Ikemoto Scientific Reports vol.:12 No.:1 学術雑誌 2022年 11月 |
| 3. | 「Sulfobetaine polymers for effective permeability into multicellular tumor spheroids (MCTSs)」 Nobuyuki Morimoto, Keisuke Ota, Yuki Miura, Heungsoo Shin, Masaya Yamamoto Journal of Materials Chemistry B vol.:10 No.:14 2649-2660頁 学術雑誌 2022年 4月 |