須貝 杏子（スガイ キョウコ） SUGAI Kyoko
学部等／職名
生物資源科学部 生命科学科
助教
Faculty of Life and Environmental Sciences Department of Life Sciences
学科・講座等
生命科学科
電話番号
0852-32-6428
専門分野
環境・農学 / 生物資源保全学 / 保全遺伝学
ライフサイエンス / 多様性生物学、分類学 / 植物分類学
専門分野キーワード
生態遺伝学、植物系統分類学、島嶼生物学
研究テーマ
小笠原諸島の木本植物における多様化のメカニズムの解明、日本の島嶼地域における保全遺伝学的研究
研究分野:多様性生物学、分類学,生態学、環境学,生物資源保全学
(国内共同研究)
ホームページＵＲＬ
https://sites.google.com/view/sugaikyoko/
職歴
取得学位
博士（理学） (論文) 首都大学東京
学部・大学院教育
[専門教育]
- 遺伝学
- 基礎生物科学実験
- 基礎生物学
- 細胞生物学セミナーI
- 植物の世界
- 植物学
- 水圏・多様性生物学セミナーI
- 水圏・多様性生物学セミナーII
- 水圏・多様性生物学実験I
- 生物学実験
- 生物統計解析学
- 生命科学基礎セミナーI
- 生命科学基礎セミナーII
- 卒業研究
- 博物館実習II
- 博物館実習III
[大学院教育]
- 生物多様性特論
論文等指導
卒業論文等の指導 6 名
修士論文等の主指導 0 名
博士論文等の主指導 0 名
研究生の指導 0 名
論文（論文等）
| 1. | 「Discovery of unknown new ponds occupied by the endangered giant water bug Kirkaldyia deyrolli (Hemiptera: Heteroptera: Belostomatidae) by combining environmental DNA and capture surveys」 Ogata S., Nishiwaki A., Yamazoe K., Sugai K., Takahara T. Entomological Science vol.:26 No.:1 全:7頁 e12540頁 学術雑誌 2023年 3月 |
| 2. | 「Environmental and genetic effects on phenotypic differences between Elaeocarpus photiniifolia (Elaeocarpaceae) ecotypes in dry and mesic habitats on a Japanese oceanic island」 Sugai K., Setsuko S., Nagamitsu T., Murakami N., Kato H. Yoshimaru H. Plant Species Biology vol.:38 全:12頁 67-78頁 学術雑誌 2023年 3月 キーワード:Bonin Islands, ecological differentiation, Elaeocarpus photiniifolia, flowering phenology, phenotypic plasticity |
| 3. | 「外来植物オニハマダイコンの日本における分布拡大の変遷および山陰地方における現在の分布と生育環境」 須貝杏子・髙木香里 植物地理・分類研究 vol.:70 No.:2 全:17頁 135-151頁 学術雑誌 2022年 11月 キーワード:後浜，オニハマダイコン，海浜植物，外来植物，山陰地方，生態系被害防止外来種リスト，不安定帯 |
| 4. | 「Contrasting genetic diversity between Planchonella obovata sensu lato (Sapotaceae) on old continental and young oceanic island populations in Japan」 Setsuko S.*, Sugai K., Tamaki I., Takayama K. and Kato H. PLoS ONE vol.:17 No.:9 全:19頁 e0273871頁 学術雑誌 2022年 9月 |
| 5. | 「All the spermatangia on a female were implanted by single-pair copulation in giant squid Architeuthis dux」 Riho Murai, Mamiya Shiomi, Masa aki Yoshida, Satoshi Tomano, Yoko Iwata, Kyoko Sugai, Noritaka Hirohashi Deep-Sea Research Part I: Oceanographic Research Papers vol.:175 全:5頁 学術雑誌 2021年 9月 |
| 6. | 「DNA分析によるアニジマイナゴの食性解析」 須貝杏子，苅部治紀 小笠原研究年報 vol.:44 全:7頁 43-49頁 学術雑誌 2021年 6月 |
| 7. | 「Genetic Distinctiveness but Low Diversity Characterizes Rear-Edge Thuja standishii (Gordon) Carr. (Cupressaceae) Populations in Southwest Japan」 James R. P. Worth, Ichiro Tamaki, Ikutaro Tsuyama, Peter A. Harrison, Kyoko Sugai, Hitoshi Sakio, Mineaki Aizawa, Satoshi Kikuchi Diversity vol.:13 No.:5 全:24頁 学術雑誌 2021年 4月 |
| 8. | 「Genetic diversity, structure and demography of Pandanus boninensis (Pandanaceae) with sea-drifted seeds, endemic to the Ogasawara Islands of Japan: comparison between young and old islands.」 Setsuko S., Sugai K., Tamaki I., Takayama K., Kato H., Yoshimaru H. Molecular Ecology vol.:29 No.:6 全:19頁 1050-1068頁 学術雑誌 2020年 3月 |
| 9. | 「隠岐諸島の維管束植物目録～過去の文献資料と島根県立三瓶自然館に収蔵されている標本情報の整理～」 須貝杏子，毛利元樹，久保満佐子，井上雅仁，亀山智史，林蘇娟 島根県立三瓶自然館研究報告 vol.:18 全:24頁 7-30頁 大学・研究所等紀要 2020年 3月 キーワード:須貝杏子 |
| 10. | 「Population genetic analysis of two species of Distylium: D. racemosum growing in East Asian evergreen broad-leaved forests, and D. lepidotum endemic to the Ogasawara (Bonin) Islands.」 Yagi H., Xu J., Moriguchi N., Miyagi R., Moritsuka E., Sato E., Sugai K., Setsuko S., Torimaru T., Yamamoto S., Takahashi A., Tamura K., Tachida H., Teshima KM. and Kusumi J. Tree Genetics and Genomes vol.:15 No.:6 全:12頁 学術雑誌 2019年 12月 |
| 11. | 「Strong genetic structure revealed by microsatellite variation in Callicarpa species endemic to the Bonin (Ogasawara) Islands」 Sugai K., Mori K., Murakami N. and Kato H. Journal of Plant Research vol.:132 No.:6 全:17頁 759-775頁 学術雑誌 2019年 11月 |
| 12. | 「小笠原諸島における樹木種の遺伝構造」 鈴木節子，須貝杏子 森林科学 vol.:86 全:4頁 15-18頁 学術雑誌 2019年 6月 |
講演・口頭発表等（学会発表）
| 1. | 「隠岐諸島におけるヒメコマツの生育状況」 久保満佐子，立花寛奈，宇都宮幹人，須貝杏子，武井郁也 第134回日本森林学会大会 2023年 3月 |
| 2. | 「隠岐諸島におけるミズナラの葉と堅果の多様性」 立花寛奈，今岡樹里，李東昌，久保満佐子，須貝杏子 第134回日本森林学会大会 2023年 3月 |
| 3. | 「集団動態解析によって明らかとなった小笠原諸島ムラサキシキブ属の適応放散的種分化」 鈴木節子，成田智史，玉木一郎，須貝杏子，永野惇，伊原徳子，加藤英寿，井鷺裕司 日本生態学会第70回全国大会 2023年 3月 |
| 4. | 「小笠原諸島固有のシマザクラ属3種における遺伝的多様性と遺伝構造」 田淵千捺，鈴木節子，葉山佳代，庄子恭平，矢後勝也，加藤英寿，高山浩司，須貝杏子 日本植物分類学会第22回大会 2023年 3月 |
| 5. | 「鈴木節子，成田智史，玉木一郎，須貝杏子，永野惇，伊原徳子，加藤英寿，井鷺裕司」 RAD-seq法を用いた小笠原諸島ムラサキシキブ属の種分化とエコタイプ分化パターン 日本生態学会第29回全国大会 2022年 3月 |
| 6. | 「ツツジ属植物の遺伝資源活用に関する研究（第 49 報）SSRマーカー解析による産地別キシシツジとツツジ 園芸品種の遺伝的関係」 太田陽哉，須貝杏子，河相海，立川大貴，中務明 園芸学会令和3年度春季大会 2021年 3月 |
| 7. | 「花粉分析に基づく小笠原諸島母島における定住化前後の植生変化」 志知幸治，鈴木節子，須貝杏子 第132回日本森林学会大会 2021年 3月 |
| 8. | 「広域分布種アカテツの遺伝的多様性と構造および集団動態」 鈴木節子，須貝杏子，玉木一郎，高山浩司，加藤英寿 第68回日本生態学会大会 2021年 3月 |
| 9. | 「山陰地方における外来植物オニハマダイコンの分布と生育環境」 高木香里，須貝杏子 日本植物分類学会第20回大会 2021年 3月 |
| 10. | 「母島列島産のオオバシマムラサキにおけるエコタイプの分化と交雑」 鈴木節子，須貝杏子，葉山佳代，加藤英寿 第132回日本森林学会大会 2021年 3月 |
| 11. | 「日本国内における広域分布種アカテツの遺伝的多様性と遺伝構造」 鈴木節子，須貝杏子，高山浩司，加藤英寿 森林遺伝育種学会第9回大会 2020年 11月 |
| 12. | 「SSRマーカーを用いた隠岐諸島のカツラの遺伝子流動の解明」 関谷佳希，久保満佐子，須貝杏子 日本生態学会第67回全国大会 2020年 3月 |
| 13. | 「ツツジ属植物の遺伝資源の活用に関する研究（第 47 報）SSR マーカー解析によるキシツツジと関連園芸品種の類縁関係について」 太田陽哉，河相海，須貝杏子，中務明，小林伸雄 園芸学会令和 2 年度春季大会 2020年 3月 |
| 14. | 「ベトナム中部高原地帯における維管束植物の多様性評価」 小栗恵美子，田金秀一郎，須貝杏子，陶山佳久，Bui Hong Quang 日本植物分類学会第19回大会 2020年 3月 |
委員会・学会役員等
| 1. | 日本植物分類学会 第20回大会実行委員会 2021年～ 2021年 |
| 2. | 日本植物分類学会 第20回大会大会発表賞選考委員 2021年～ 2021年 |
学会・シンポジウム等の主催
| 1. | 中四国地区生物系三学会合同大会（島根大会） その他 2022年 |
| 2. | 中四国地区生物系三学会合同大会（島根大会） その他 2022年 |
| 3. | 日本植物分類学会第22回大会 座長・司会 2023年 |
島根県を中心とした山陰地域に貢献する研究活動の改善の取組み
| 1. | 2017年度より隠岐ジオパーク推進機構とも連携をとりつつ、隠岐諸島の植物相に関する研究を進めている。2022年度は科研費による研究と隠岐ジオパーク推進機構の受託研究を進めた。 |
研究表彰
[研究表彰]
| 1. | 日本の島嶼地域における植物種の多様化に関する研究 （2024年度） |
公開講座、学外講師・講演
| 1. | 2022年度日本植物分類学会講演会 分類：公開講座 役割：講師 対象者：一般市民 人数：100～300人未満 「小笠原諸島における樹木種の進化：エコタイプの分化や 集団動態」というタイトルで一般向けに講演を行った。 実施場所：大阪学院大学 2022年 12月 ～ 2022年 12月 キーワード:小笠原諸島 |
| 2. | 島根大学GSC基礎科目（研究の萌芽） 分類：公開授業 役割：運営,講師 対象者：児童・生徒 人数：30人未満 「島の生物地理学」というタイトルで島根大学GSC受講生に向けて授業を行った。 主催者：島根大学GSC 実施場所：島根大学 2022年 10月 ～ 2022年 10月 |
| 3. | ガイドスキルアップ講座「隠岐諸島における樹木のDNA解析」 分類：公開講座 役割：講師 対象者：一般市民 人数：30人未満 隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会が主催する観光ガイド向けのスキルアップ講座で、野生生物で行われているDNA解析について、および隠岐の植物における最新の研究結果について解説した。 2022年 2月 ～ 2022年 2月 |
| 4. | WEcafe vol.78「離島の植物」 分類：オンラインサイエンスカフェ 役割：講師 対象者：一般市民 人数：30人未満 サイエンスカフェを定期的に開催している団体ウィークエンド・カフェ・デ・サイエンス (WEcafe)によるオンラインサイエンスカフェで講師をした。参加者に離島の植物の特徴について解説し、参加者からの質問に答えたり、議論した。 主催者：ウィークエンド・カフェ・デ・サイエンス (WEcafe) 実施場所：オンライン 2020年 8月 ～ 2020年 8月 |
| 5. | 放送大学島根学習センター面接授業 分類：学外非常勤講師 役割：講師 対象者：学生 人数：30人未満 植物分類学、島嶼生物学に関する講義を行った。植物の分類、維管束植物の進化と多様性、植物と動物の相互作用、生物多様性と保全生物学、島における植物の進化について、基礎的な内容から最新の研究事例までを紹介した。 主催者：放送大学 実施場所：島根学習センター 2019年 5月 ～ 2019年 5月 |
審議会等
| 1. | 隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会 役職：アドバイザー 役割：講師・指導 |
| 2. | 鳥取県環境影響評価審査会 役職：鳥取県環境影響評価審査会委員 主催者：鳥取県環境立県推進課 |
| 3. | 島根大学生活協同組合 役職：教職員理事 主催者：島根大学生活協同組合 |
| 4. | 隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会 役職：アドバイザー 役割：講師・指導 2020年 11月 ～ 2021年 3月 |
| 5. | 鳥取県環境影響評価審査会 役職：鳥取県環境影響評価審査会委員 役割：講師・指導 主催者：鳥取県環境立県推進課 2020年 7月 ～ 2020年 8月 |
| 6. | 島根大学生活協同組合 役職：教職員理事 主催者：島根大学生活協同組合 2020年 4月 ～ 2021年 3月 |
| 7. | 鳥取県環境影響評価審査会 役職：鳥取県環境影響評価審査会委員 役割：審査 |
じげおこしプロジェクト
| 1. | 隠岐ユネスコ世界ジオパーク魅力躍進プロジェクト 隠岐の島町 （2024年度） |
| 2. | 隠岐の島町 隠岐ユネスコ世界ジオパーク魅力躍進プロジェクト （2023年度） |
| 3. | 隠岐の島町 隠岐ユネスコ世界ジオパーク魅力躍進プロジェクト （2022年度） |
| 4. | 隠岐４町村 隠岐ユネスコ世界ジオパーク魅力躍進プロジェクト （2021年度） |
| 5. | 隠岐の島町 隠岐ユネスコ世界ジオパーク魅力躍進プロジェクト （2020年度） |
| 6. | 隠岐の島町 隠岐ユネスコ世界ジオパーク魅力躍進プロジェクト （2019年度） |