前田 しほ(マエダ シホ) Shiho MAEDA

学部等/職名

法文学部 言語文化学科 准教授
Faculty of Law and Literature Department of Language and Culture

学科・講座等

言語文化学科 

生年月

1976年04月

専門分野

人文・社会 / ヨーロッパ文学

専門分野キーワード

ロシア文学

研究テーマ

ロシア語文学、ソヴィエト文化
女性文学、戦争文学、社会主義文化、戦争記念碑
研究分野:ヨーロッパ文学,地域研究,ジェンダー

職歴

出身大学院

北海道大学 博士 (文学研究科 言語文化) 2006年 (修了)

北海道大学 修士 (文学研究科 独文学(露文)) 2001年 (修了)

取得学位

博士(文学) (課程) 北海道大学 ヨーロッパ語系文学

学部・大学院教育

[専門教育]

[大学院教育]

論文等指導

卒業論文等の指導 8 名

修士論文等の主指導 0 名

博士論文等の主指導 0 名

留学生の指導(学部・大学院、学年を問わない)正規生 0 名

留学生の指導(学部・大学院、学年を問わない)非正規生(半年以上) 2 名

留学生の指導(学部・大学院、学年を問わない)非正規生(半年未満) 0 名

研究生の指導 1 名

教育改善

個人の改善[ミクロFD]

書籍等出版物(著書)

1. ロシア文化事典(担当箇所: 記念碑、キャビアと前菜、スイーツいろいろ) (丸善出版 2019年 10月) ISBN:4621304136 キーワード:ロシア 文化
2. 紅い戦争のメモリースケープ(担当箇所:第三章ソヴィエト・ロシアのプロパガンダにおける女性図像と象徴性:社会主義国家の建設から総力戦体制へ) (北海道大学出版局 2019年 5月) ISBN:4832968459

論文(論文等)

1. 「コメント ソ連における社会主義的人間」 前田しほ 東欧史研究 vol.:45 全:7頁 102-108頁 学術雑誌 2023年 3月 キーワード:チェブラーシカ ソ連 社会主義
2. 「モスクワ攻防戦の忘却と想起:戦地、銃後、首都における記憶の政治」 前田しほ 科研費報告書「社会主義の文化的景観:DPRK、ソ連、中国」 全:33頁 69-101頁 その他 2023年 3月 キーワード:記憶 ソ連 モスクワ攻防戦 記念碑
3. 「国民化の欲望と戦争の記憶:女性兵士の/についてのナラティブ 」 前田しほ ユリイカ vol.:702 No.:54-9 全:14頁 114-127頁 その他 2022年 6月 ISSN:79170419 キーワード:アレクシエーヴィチ 戦争 女性兵士
4. 「ソ連の戦争記念碑のジェンダーと地域性:母国の母と悼む母のイメージ」 前田しほ ロシア・東欧研究 vol.:2021 No.:50 全:21頁 21-41頁 学術雑誌 2022年 3月 キーワード:ソ連 記念碑 女性 戦争
5. 「『生きよ、そして記憶せよ』と戦争記憶:スケープゴートとしての脱走兵の妻」 前田しほ セーヴェル vol.:37 全:268頁 5-25頁 学術雑誌 2021年 3月 ISSN:18835287 キーワード:ソ連 ラスプーチン ジェンダー 戦争 記憶
6. 「Образ материнской любви в фильме Трясина Григория Чухрая」 Сихо Маэда Slavica Wratslaviensia CLXVI 184-198頁 学術雑誌 2018年 5月 ISSN:02396661 キーワード:母性 チュフライ 泥沼 徴兵忌避 戦争映画

講演・口頭発表等(学会発表)

1. 「モスクワと独ソ戦の記憶:戦地、銃後、首都における忘却と想起」 前田しほ 第9回「文化としての社会主義」研究会 2023年 1月 キーワード:記念碑 モスクワ攻防戦 記憶
2. 「独ソ戦の不都合な記憶:イ・グレーコワ『寡婦たちの船』の戦傷兵と不貞の妻を中心に」 前田しほ 第8回「文化としての社会主義」研究会 2022年 3月 キーワード:ソ連 戦争 女性 戦傷兵 イメージ
3. 「ソ連の戦争記念碑(人物像)のジェンダーと地域性:ニケ型記念碑分布の偏りについて」 前田しほ 2021年度ロシア・東欧学会全国大会 2021年 10月 キーワード:ソ連 記念碑 女性
4. 「国民統合と記憶の分断:寓意的女性像「母なるロシア」をめぐって」 前田しほ 山陰研究センター戦略PJ研究会11月研究会 2020年 11月
5. 「旧ソ連における寓意的女性像の実態と比較」 前田しほ 関西ジェンダー史カフェ 2020年 10月 キーワード:記念碑 女性 ソ連
6. 「スターリン期プロパガンダの女性イメージ」 前田しほ 「文化としての社会主義」第5回研究会 2020年 2月 キーワード:社会主義 女性 英雄 絵画 プロパガンダ ソ連
7. 「旧ソ連における 戦死者記念碑について:モスクワ攻防戦を中心に」 前田しほ ソビエト史研究会2019年度年次大会 2019年 1月

学会・シンポジウム等の主催

1. 第9回「文化としての社会主義」研究会 実行委員長等 2023年 DPRK 戦争英雄 戦争記念碑
2. 第8回「文化としての社会主義」研究会 実行委員長等 2022年 社会主義 英雄 少年団 戦争
3. 第6回「文化としての社会主義」研究会 2021年 DPRK 文学 英雄 女性 社会主義リアリズム
4. 「文化としての社会主義」第4回研究会 その他 2020年 白頭山 美術 プロパガンダ DPRK
5. 「文化としての社会主義」第5回研究会 2020年 文化 社会主義 記念碑 美術 文学 女性 英雄
6. 第三回「文化としての社会主義」研究会 実行委員長等,座長・司会 2019年 社会主義 文化 比較

公開講座、学外講師・講演

1. 第72次教育研究島根県集会 分類:セミナー・シンポジウム 役割:指導 対象者:一般市民,島根県教職員 人数:30人未満 島根県教職員組合主催の教育研究集会の「子どもたちと学ぶ平和と人権」分科会でコメンテーターとして登壇した 主催者:島根県教職員組合 実施場所:あすてらす(大田市) 2023年 10月 ~ キーワード:ウクライナ ロシア 平和 教育
2. 第82回島根県高校教育研究集会&かたりばカフェ 分類:出張講義 役割:講師 対象者:島根県教職員 人数:30人未満 島根県の教職員を対象に、「過去が未来をつくりだす、史実から何をまなびとるのか」というタイトルで、ウクライナ戦争の背景にある近現代史を講演した。 主催者:島根県教職員組合 実施場所:サンラポーむらかみ 2024年 2月 ~ キーワード:ロシア ウクライナ 歴史 平和
3. いま、だからこそロシアをディープに知る講座 分類:出張講義 役割:講師 対象者:一般市民 人数:30~100人未満 地元の市民団体「戦後史会議・松江」が企画した講演会で「独ソ戦とウクライナ」と題して、ロシア・ウクライナ戦争を理解するための基本知識と解説を行った。山陰で数少ないロシア専門家として、市民に国際情勢を分かりやすく解説し、国際理解推進のために尽力した。 主催者:戦後史会議・松江 実施場所:松江市市民活動センター 2022年 5月 ~ キーワード:ロシア ウクライナ 戦争
4. かたりばカフェ 分類:出張講義 役割:講師,指導 対象者:組合 人数:30~100人未満 ロシア・ウクライナ戦争がなぜ起きたいのか知りたいという地域の教職員の勉強会に招かれ、講師、アドバイザーとして計5回にわたり、講演を行った。ロシアにおける市民の抗議活動の紹介、ロシア・ウクライナ史、音楽など大衆文化の軍事化とプロパガンダ、ウクライナのナショナル・アイデンティティ、第二次世界大戦の記憶の問題など、毎回テーマ設定をして、国際情勢・異文化理解、平和教育について教育現場にも反映できる題材として、丁寧に説明した。 主催者:島根県教職員組合 実施場所:サンラポーむらくも 2022年 9月 ~ 2023年 3月 キーワード:ロシア ウクライナ 戦争 平和
5. 第71次教育研究島根県集会特設分科会「平和な未来を子どもたちに」」 分類:セミナー・シンポジウム 役割:講師,指導 対象者:一般市民,組合 人数:30人未満 ウクライナ・ロシア戦争は学校教育現場にも衝撃を与え、戦争を子どもたちにどう教えるのか戸惑っている、平和な未来を子供たちに残すにはどうすればよいかという葛藤から、企画された。近年の戦争記憶研究や戦争記念碑調査を紹介しながら、ロシア・ウクライナ戦争についての解説を行った。現場からの実践報告として、津和野中学の歴史学習の取り組みが報告された。その後の討論では、日本と旧ソ連諸国の戦後イデオロギーの違い、独裁の危険性などについて活発な議論が行われた。 主催者:島根県教職員組合 実施場所:島根県民会館 2022年 10月 ~ キーワード:ウクライナ ロシア 戦争 平和教育

メディア対応

1. 新聞 2023年 2月 ウクライナ戦争勃発1周年の記事で、平和解決の道を見出すには、という趣旨での取材。ウクライナ侵攻についてロシアを批判するが、ウ・ロ双方における愛国主義の高まりには警戒して臨むべきである、ロシアは批判して当然だが、ロシア国内外の反政府運動や良心のある市民を排斥すべきではないという考えを述べた。またロシア・ウクライナの文学・文化についての解説を行った。2/24山陰中央新報「市民との連携が平和取り戻す道 島根大・前田准教授 モスクワ滞在経験」として掲載。
2. 新聞 2022年 5月 山陰中央新報「ロシアのウクライナ侵攻相手との対話大切」。戦後史会議主催「いま、だからこそロシアをディープに知る講座」についての取材。