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梶谷 尚世(カジタニ ナオヨ) KAJITANI Naoyo |
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総合科学研究支援センター 助教
総合科学研究支援センター 実験動物部門
細胞生物学
分子生物学
実験動物学
マウス、多能性幹細胞、細胞外マトリックス、骨分化
エーラス・ダンロス症候群原因遺伝子TNXの機能解明
結合組織に存在する細胞外マトリックスは間葉系細胞の細胞応答や機能発現のみならず、分化誘導においても重要な役割を担っている。また細胞外マトリックスは、重篤な遺伝性結合組織疾患を引き起こす、その一つであるエーラス・ダンロス症候群は主に6つの病型に大別され、中でも最も患者数の多い病型は、関節可動亢進(Ⅲ型)エーラス・ダンロス症候群で、その原因遺伝子の一つは細胞外マトリックスのテネイシンXである。本研究では、野生型及びテネイシンX欠損の間葉系幹細胞を用いて、間葉系細胞の分化・組織構築の過程や機能発現におけるテネイシンXの機能の解明を目指す。
研究分野:細胞生物学,分子生物学
(機関内共同研究) 2014年 ~ 2019年
低フォスファターゼ症の新規治療戦略確立に向けた包括的骨形成メカニズムの解明
低フォスファターゼ症は組織非特異的アルカリフォスファターゼ(ALP)の活性低下による先天性骨系統疾患である。現在、唯一の治療法である酵素時補充療法は、長期的な投与により中和抗体が産生されることや、細胞内の機能は補えない問題がある。しかし、細胞内でALPが骨形成に寄与するメカニズムについてはほとんど研究されておらず、より効果的な新規治療法の開発に必要な手がかりもない。そこで、本研究では、細胞内ALPが相互作用するタンパク質を同定し、ALPによる標的タンパク質の脱リン酸化が骨形成に寄与するメカニズムを明らかにする。
研究分野:分子生物学,細胞生物学,胎児・新生児医学
(機関内共同研究) 2020年 ~
修士 (課程) 鳥取大学 生命科学
博士 (課程) 島根大学 医学