山口 陽子（ヤマグチ ヨウコ） YAMAGUCHI Yoko
学部等／職名
生物資源科学部 生命科学科
助教
Faculty of Life and Environmental Sciences Department of Life Sciences
学科・講座等
生命科学科
専門分野
ライフサイエンス / 形態、構造 / 比較内分泌学
専門分野キーワード
魚類、比較内分泌学、体液調節、下垂体
研究テーマ
ヌタウナギの体液ホメオスタシス：体液調節能力はどこから来たか？
研究分野:形態、構造
(個人研究) 2017年 ～ 2018年
円口類ヌタウナギから俯瞰する体液調節能力の起源と進化
研究分野:形態、構造
(国内共同研究) 2018年 ～ 2019年
円口類ヌタウナギの鰓と腎臓の機能、およびその内分泌制御に関する研究
研究分野:形態、構造
(個人研究) 2018年 ～ 2018年
脊椎動物後葉ホルモン受容体・V2aRの進化の解明とその再現
研究分野:形態、構造
(個人研究) 2022年 ～ 2024年
円口類ヌタウナギの体液調節機構：適応戦略を決定する分子基盤の解明に向けて
一般的な脊椎動物は、体液イオン組成と浸透圧を常に一定に保つ高度な能力をもつ。これに対して海産無脊椎動物は、体液組成が海水とほぼ等しく、「順応型」と呼ばれる。本研究では、現生脊椎動物で唯一「順応型」の戦略をとるヌタウナギに着目し、体液調節関連分子群のバリエーション、発現レベルおよび局在パターンを検証する。これにより、我々がもつ体液調節能力の起源にゲノム・分子進化の観点から迫る。
研究分野:形態、構造
(個人研究) 2019年 ～ 2022年
職歴
助教（島根大学） 2019.03-至 現在
特任助教（島根大学） 2017.03-2019.03
博士研究員（マサチューセッツ大学アマースト校） 2016.07-2017.02
博士研究員（ハワイ大学海洋生物学研究所） 2012.05-2016.07
取得学位
学士 (課程) 筑波大学 理学
修士 (課程) 東京大学 理学
博士 (課程) 東京大学 理学
学部・大学院教育
[専門教育]
- 環境生理学
- 基礎生物科学実験
- 基礎生物学
- 細胞生物学セミナーI
- 細胞生物学セミナーII
- 細胞生物学実験I
- 細胞生物学実験II
- 水圏・多様性生物学セミナーI
- 水圏・多様性生物学セミナーII
- 水圏・多様性生物学実験I
- 水圏・多様性生物学実験II
- 水圏共生科学概論
- 生物科学実験
- 生物学実験
- 生物学実験
- 生物機能学II（生体情報）
- 生物統計解析学
- 生命科学基礎セミナーI
- 生命科学基礎セミナーII
- 卒業研究
[大学院教育]
- セミナーIII-9-2（発生生物学）
- セミナーIV-9-2（発生生物学）
- 形態形成特論
- 特別研究III-9
- 特別研究IV-9
論文等指導
卒業論文等の指導 2 名
書籍等出版物（著書）
| 1. | Handbook of Hormones 2nd Edition (Academic Press 2021年 7月) ISBN:9780128206508 キーワード:ホルモン、受容体、比較内分泌学 |
論文（論文等）
| 1. | 「Molecular basis of the unique osmoregulatory strategy in the inshore hagfish, Eptatretus burgeri」 Yoko Yamaguchi, Kiriko Ikeba, Masa-Aki Yoshida, Wataru Takagi American journal of physiology - Regulatory, integrative and comparative physiology 学術雑誌 2023年 12月 キーワード:ヌタウナギ、体液調節、RNA-Seq、進化 |
| 2. | 「Phylogenetic and functional properties of hagfish neurohypophysial hormone receptors distinct from their jawed vertebrate counterparts 」 Yoko Yamaguchi, Wataru Takagi, Hiroyuki Kaiya, Norifumi Konno, Masa-aki Yoshida, Shigehiro Kuraku, Susumu Hyodo General and Comparative Endocrinology vol.:336 No.:15 全:14頁 114257頁 学術雑誌 2023年 5月 キーワード:ヌタウナギ、ホルモン、受容体、進化 |
| 3. | 「Age-dependent decline in salinity tolerance in a euryhaline fish」 Mayu Inokuchi, Yoko Yamaguchi, Benjamin P. Moorman, Andre P. Seale Frontiers in Aging 2021年 6月 |
MISC（報告書等）
| 1. | 円口類ヌタウナギの体液調節機構：適応戦略を決定する分子基盤の解明 に向けて 山口 陽子 日本学術振興会 2023年 5月 |
| 2. | 後葉ホルモン受容体V2aRの分子・機能進化の再現 山口 陽子 日本学術振興会 2023年 5月 |
| 3. | 円口類ヌタウナギの体液調節機構：適応戦略を決定する分子基盤の解明に向けて 山口 陽子 日本学術振興会 2021年 5月 |
講演・口頭発表等（学会発表）
| 1. | 「円口類から俯瞰する後葉ホルモン受容体の進化」 山口 陽子、高木 亙、海谷 啓之、今野 紀文、吉田 真明、工樂 樹洋、兵藤 晋 第33回バソプレシン・オキシトシン研究会 2024年 1月 キーワード:ヌタウナギ、ホルモン、受容体、進化 |
| 2. | 「ヌタウナギの下垂体後葉ホルモン受容体の同定と解析」 山口陽子，高木 亙，海谷啓之，今野紀文，吉田真明，工樂樹洋 第45回日本比較内分泌学会大会及びシンポジウム 2021年 11月 キーワード:円口類、ヌタウナギ、下垂体、内分泌系 |
| 3. | 「ヌタウナギ(Eptatretus burgeri)の嗅覚受容体レパートリー」 加嶋 広武, 山口 陽子 日本動物学会第92回オンライン米子大会 2021年 9月 キーワード:円口類、ヌタウナギ、嗅覚受容体 |
| 4. | 「円口類ヌタウナギの鰓と腎臓の機能」 山口 陽子, 池羽 希理子, 高木 亙 日本動物学会第92回オンライン米子大会 2021年 9月 キーワード:円口類、ヌタウナギ、体液調節、アミノ酸 |
| 5. | 「Identification and characterization of neurohypophysial hormone receptors in the hagfish, Eptatretus burgeri」 Yoko Yamaguchi, Wataru Takagi, Hiroyuki Kaiya, Masa-aki Yoshida 6th Biennial North American Society for Comparative Endocrinology 2021年 5月 |
委員会・学会役員等
| 1. | 日本動物学会 男女共同参画委員 2017年～ 2023年 |
| 2. | 日本動物学会 中国四国支部 企画委員 2018年～ 2022年 |
| 3. | 第92回日本動物学会米子大会準備委員会 シンポジウム・関連集会担当委員、IT担当委員 2019年～ 2021年 |
| 4. | 日本比較内分泌学会 比較内分泌学 学術誌編集委員 2021年～ 2024年 |
| 5. | 日本比較内分泌学会 男女共同参画委員 2021年～ 2022年 |
学術雑誌の編集
| 1. | 比較内分泌学 委員 publisher:日本比較内分泌学会 |
学術雑誌の査読
| 1. | Aquaculture Reports |
| 2. | General and Comparative Endocrinology |
| 3. | Journal of Fish Biology |
学会・シンポジウム等の主催
| 1. | 第45回日本比較内分泌学会大会及びシンポジウム，男女共同参画セミナー その他 2021年 男女共同参画、ワークライフバランス |
| 2. | 日本動物学会第92回オンライン米子大会 その他 2021年 |
| 3. | 第34回日本下垂体研究会学術集会 座長・司会 2019年 内分泌、下垂体 |
| 4. | 第44回日本比較内分泌学会大会およびシンポジウム 座長・司会,その他 2019年 若手企画シンポジウム |
公開講座、学外講師・講演
| 1. | 分類：セミナー・シンポジウム 人数：100～300人未満 2024年3月8日に、第20回島根県高等学校理数科課題研究発表大会の一環として、「ようこそ「科学」の世界へ！～勉強と研究の違い～」と題した講演を行った。 |
| 2. | 分類：出張講義 人数：30～100人未満 2023年11月22日に、松江南高等学校の探求科学科1年生を対象とした出前講義「研究ってどんなもの？」を実施した（同校の「朱雀サイエンスセミナー」の一環）。この講義は、島根県理数科教育協議会の研修を兼ねており、県内高校の理数科教員が聴講した。 |
| 3. | 研究ってどんなもの？ 分類：出張講義 役割：講師 対象者：学生 人数：30～100人未満 島根県立松江南高等学校の探究科学科1年生を対象として講演を行った。 実施場所：島根県立松江南高等学校 2022年 11月 ～ |
| 4. | SSH課題研究指導 分類：課題研究指導助言者 人数：30～100人未満 島根県立松江南高等学校の理数科2年生によるSSH課題研究について、プラナリア班の研究に助言した。また、同科全体での研究成果発表会に審査員として参加した。 実施場所：島根県立松江南高等学校 2021年 6月 ～ 2021年 12月 |
| 5. | 研究ってどんなもの？ 分類：出張講義 役割：講師 対象者：学生 人数：30～100人未満 島根県立松江南高等学校の探究科学科1年生を対象として講演を行った。 実施場所：島根県立松江南高等学校 2021年 11月 ～ |
審議会等
| 1. | 島根県環境影響評価技術審査会 役職：委員 |
| 2. | 島根県環境影響評価技術審査会 役職：委員 一定規模以上の開発事業について、島根県知事の諮問に応じ、技術的かつ専門的な立場から事業者の環境影響評価について審査・意見する。 |