松尾 奈美(マツオ ナミ) MATSUO Nami

学部等/職名

大学院教育学研究科 教育実践開発専攻 講師
Department of Professional School for Teacher Education

学科・講座等

教育実践開発専攻 

生年月

1990年08月

専門分野

人文・社会 / 教育学

専門分野キーワード

授業研究、授業づくり、子ども理解、授業分析

研究テーマ

問題解決学習を通した「権利意識」の醸成とエンパワメント:セルフアドボカシーに着目して

資質・能力ベースのカリキュラム改革における探究的な学びを軸にした教科横断カリキュラムの実現に着目して

知の生成プラットフォームとしての「学校」と「地域」の再考

認知特性への着目による授業のインクルーシブ化に関する研究:教師の子ども理解と簡易の認知チェックリストとの併用による指導プランの改善

職歴

2016年4月~2018年3月
 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2019年3月~     
 島根大学教育学部附属教師教育研究センター 講師

取得学位

学士 (課程) 九州大学 学術

修士 (課程) 九州大学 教育学

学部・大学院教育

[専門教育]

[大学院教育]

論文等指導

修士論文等の主指導 2 名

修士論文等の主指導学位授与 2 名

博士論文等の主指導学位授与 0 名

教育改善

学部、学科レベルの改善[ミドルFD]

著書

1. 「和歌山県の高等学校における授業研究を軸とした学校づくり」『学習集団研究の現在 vol.4』 (溪水社 2023)
2. 新・教職課程演習 第3巻 教育方法と技術・教育課程 (協同出版 2021) ISBN:9784319003
3. 教員養成を担う「先生になる」ための学びとキャリア (溪水社 2019) ISBN:9784863274686 キーワード:教師教育、プレFD

論文

1. 「教育魅力化と総合的な探究の時間における地域課題解決学習 -公教育としての使命と地方創生のミッションとの間で-」 松尾奈美 中国四国教育学会『教育学研究紀要』第67巻 vol.:67 全:6頁 632-637頁 学術雑誌 2022年 3月
2. 「高等学校における探究的な学習の意義に関する考察―「高大接続改革」で求められる「確かな学力」の育成に着目して―」 松尾奈美 島根大学教育学部『島根大学教育学部紀要』第55巻 vol.:55 全:10頁 11-20頁 大学・研究所等紀要 2022年 2月
3. 「人口減少社会で授業はどう変わるか―地域課題解決型の探究学習の今後の展開と課題―」 松尾奈美 中国四国教育学会『教育学研究紀要』第66巻 vol.:66 全:6頁 783-788頁 2021年 3月
4. 「人口減少社会で授業はどう変わるか―地域課題解決型の探究学習の今後の展開と課題―」 松尾奈美 中国四国教育学会編『教育学研究紀要』 vol.:66 783-788頁 学術雑誌 2021年 3月
5. 「総合的な学習の時間における地域教材の活用と問題解決学習-社会科の初志をつらぬく会の問題解決学習に着目して-」 松尾奈美 中国四国教育学会編『教育学研究紀要』 vol.:65 学術雑誌 2020年 3月
6. 「総合的な学習の時間のための地域課題探究教材開発の事例検討―「地域のビワ栽培」の実践に焦点をあてて―」 松尾奈美 島根大学大学院教育学研究科教育実践開発専攻編『学校教育実践研究』 vol.:3 1-8頁 大学・研究所等紀要 2020年 3月
7. 「地域の現代的課題の探究との接続による歴史授業の改善―隠岐島前高等学校のグローカルヒストリー「島前地域に人が集まるのはなぜか」を中 心に―」 中村怜詞、松尾奈美 全国社会科教育学会『社会科研究』 No.:93 15-26頁 学術雑誌 2020年 11月 キーワード:歴史と総合的な探究の時間との接続、歴史的な見方・考え方、コモングッドのための歴史授業、真正な学び、地域連携による教育魅力化
8. 「地域防災とカリキュラム・マネジメント―横断的・総合的な取組をてがかりに―」 重森栄理、権藤敦子、松尾奈美 横断的・総合的な幼稚園教育教員養成プログラムの構築研究論文集(平成30年度広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト― 55-62頁 大学・研究所等紀要 2019年 3月
9. 「道徳科授業における問いの研究―中学校道徳科教科書の分析を中心に―」 深澤広明、松尾奈美、安藤和久、櫻井瀬里奈 教育学研究(CD-ROM版) vol.:64 114-125頁 学術雑誌 2019年 3月

発表等

1. 「伴走?指導?共創?―教師観、教師-生徒観における認識の「ずれ」―」 松尾奈美、宮本勇一 日本カリキュラム学会 第35回大会 2024年
2. 「PASS評定尺度を活用した通常学級における教師の子ども理解の深化と指導プラン改善の試み」 松尾奈美 日本LD学会第32回大会 2023年
3. 「What is the mission of public education?:​ ​ Thinking through PBL for local revitalization​ in a Japanese high school​」 Mitsuhiro OGAWA ,Nami Matsuo 臺灣教育社會學學會 2022年
4. 「教育魅力化に取り組むX高校における探究的な学びを軸とした普通科再編への実践 」 松尾奈美、宮本勇一 日本カリキュラム学会第33回大会 2022年
5. 「高等学校数学科における探究的な学びを実現するためのカリキュラム改革-隠岐島前高校における魅力化に向けた普通科改革の途上で-」 松尾奈美、宮本勇一 日本教育方法学会第58回大会 2022年
6. 「総合的な探究の時間における地域課題解決学習と地域の大人、教師の変容   -公教育としての使命と地方創生のミッションとの間で-」 松尾奈美 中国四国教育学会 第73回 山口大学大会 ラウンドテーブル1 2021年
7. 「探究的な学びを通した子どもの社会や地域への参画とセルフアドボカシー ―地域に根差した小さな高校の「教育魅力化」の実践から―」 松尾奈美 日本教育方法学会 第57回 宮城教育大学大会 2021年
8. 「附属義務教育学校と連携・協働した大学院授業の実施と 今後の実習・研修・授業のあり方に関する展望」 松尾奈美 令和3年度日本教職大学院協会研究大会「実践研究成果発表」 2021年
9. 「A.R.ルリアのロマンティックサイエンス構想の 子ども理解研究への示唆」 松尾 奈美 日本質的心理学会 第17回大会 2020年 キーワード:A.R.ルリア、ロマンティックサイエンス、子ども理解、実践と研究の間で
10. 「〈人口減少社会における学校〉の諸相」 山田直之、時津啓、尾川満宏、安喰勇平、松尾奈美 中国四国教育学会第72回大会 2020年
11. 「インクルーシブ授業に向けた認知検査利用に関する試み―個別検査DN-CASと簡易チェックリストPRSの併用をとおして―」 松尾 奈美 日本教育方法学会 2019年 キーワード:インクルーシブ教育、授業づくり、DN-CAS、PASS評定尺度
12. 「総合的な学習の時間における地域教材の活用と問題解決学習 -社会科の初志をつらぬく会の問題解決学習に着目して-」 松尾奈美 中国四国教育学会第71回大会 2019年

学術雑誌の査読

1. 教職大学院紀要「学校教育実践研究」
2. 島根大学教職大学院紀要『学校教育実践研究』 publisher:島根大学教職大学院

学会・シンポジウム等の主催

1. 中国四国教育学会 自由研究発表 座長・司会 年

公開講座、学外講師・講演

1. しまだい学校教員研修 分類:公開講座 人数:30人未満 しまだい学校教員研修の講師として「令和の日本型学校教育の実現を目指した探究学習指導・STEAM教育のノウハウ(基礎編)」を担当した。
2. 岡山大学「カリキュラム論」 分類:学外非常勤講師 人数:300人以上 岡山大学にてカリキュラム論の講師を務めた
3. 岡山理科大学「教育課程論」 分類:学外非常勤講師 人数:30~100人未満 岡山理科大学にて教育課程論の講師を務めた
4. 広島県庄原市立高野小学校 分類:出張講義 役割:指導 対象者:地方公共団体等 人数:30人未満 広島県庄原市立高野小学校にて、授業づくりに関する指導助言を行った。
5. 広島県庄原市立高野中学校 分類:出張講義 役割:指導 対象者:地方公共団体等 人数:30人未満 広島県庄原市立高野中学校にて、授業づくりに関する指導助言を行った。
6. 広島県庄原市立東城中学校 分類:出張講義 役割:指導 対象者:地方公共団体等 人数:30~100人未満 広島県庄原市立東城中学校にて、授業づくりに関する指導助言を行った。
7. 島根県ミドルリーダー研修 分類:出張講義 役割:講師 人数:30~100人未満 島根県ミドルリーダー研修の講師を担当した
8. 島根県立大学「教育方法論」 分類:学外非常勤講師 人数:30人未満 島根県立大学にて教育方法論の講義を担当した。
9. 島根大学教育学部 現職教員研修 分類:出張講義 役割:企画,運営,講師,指導 人数:30人未満 現職教員研修プログラムの企画・運営に関わり、講師を務めた。
10. 岡山大学「カリキュラム論」 分類:学外非常勤講師 人数:300人以上 岡山大学にてカリキュラム論の講師を務めた
11. 岡山理科大学「教育課程論」 分類:学外非常勤講師 人数:30~100人未満 岡山理科大学にて教育課程論の講師を務めた
12. 広島大学高等学校教員指導力向上セミナー 分類:セミナー・シンポジウム 人数:30~100人未満 広島大学高等学校教員指導力向上セミナー、分科会2に登壇した。
13. 島根県ミドルリーダー研修 分類:出張講義 役割:講師 人数:30~100人未満 島根県ミドルリーダー研修の講師を担当した
14. 島根県免許法認定講習 分類:出張講義 役割:講師 人数:30人未満 免許法認定講習の講師を務めた
15. 島根県立大学「教育方法論」 分類:学外非常勤講師 人数:30人未満 島根県立大学にて教育方法論の講義を担当した。
16. 島根県立大学「特別活動及び総合的な学習の時間の指導法」 分類:学外非常勤講師 役割:講師 人数:30~100人未満 島根県立大学「特別活動及び総合的な学習の時間の指導法」の講師を務めた
17. 島根大学教育学部 現職教員研修 分類:出張講義 役割:企画,運営,講師,指導 人数:30人未満 現職教員研修プログラムの企画・運営に関わり、講師を務めた。
18. まつえ市民大学運営協議委員 分類:まつえ市民大学運営協議委員 役割:役員 対象者:一般市民 人数:100~300人未満 まつえ市民大学の運営する講義等に関して、協議を行い、実施した。 主催者:まつえ市民大学
19. 岡山大学 分類:学外非常勤講師 役割:講師 対象者:学生 人数:100~300人未満 岡山大学にて「カリキュラム論」の講義を行った
20. 岡山理科大学 分類:学外非常勤講師 役割:講師 対象者:学生 人数:30~100人未満 岡山理科大学にて、「教育課程論」の講義を行った。
21. 海士町教育委員会 分類:出張講義 役割:指導 人数:30~100人未満 海士町教育委員会および、海士小学校、福井小学校、海士中学校を巡回し、ICTを活用した授業づくりについて、指導助言を行った。
22. 広島県庄原市立高野中学校 分類:出張講義 役割:指導 対象者:地方公共団体等 人数:30人未満 広島県庄原市立高野中学校にて、授業づくりに関する指導助言を行った。
23. 島根県ミドルリーダー教員研修 分類:出張講義 役割:講師 対象者:島根県内の教員 人数:30~100人未満 島根県教育委員会主催のミドルリーダー研修において、「授業研究と授業づくり」の表題で、講義を行った。浜田会場および松江会場で2回に分けて、実施した。 主催者:島根県教育委員会 2022年 2月
24. 島根県立大学 分類:学外非常勤講師 役割:講師 対象者:学生 人数:30~100人未満 島根県立大学にて、「特別活動と総合的な学習の時間の指導法」について講義を行った。
25. 社会教育主事講習(地域教育魅力化コーディネーター育成コース) 分類:社会教育主事講習 役割:企画,運営,講師 対象者:一般市民,教育関係者(選考あり) 人数:30~100人未満 島根大学が実施し、社会教育法第9条の5の規定及び社会教育主事講習等規程に基づき実施する「社会教育主事講習」は、社会教育主事の職務を遂行するに必要な専門的知識、技能を修得させ、社会教育主事となりうる資格を付与することを目的としている。企画・運営、サポーターとして参加した。 主催者:島根大学 実施場所:オンライン、島根大学 2020年 7月 ~ 2021年 1月
26. 島根県ミドルリーダー教員研修 分類:出張講義 役割:講師 対象者:島根県内の教員 人数:30~100人未満 島根県教育委員会主催のミドルリーダー研修において、「授業研究と授業づくり」の表題で、講義を行った。浜田会場および松江会場で2回に分けて、実施した。 主催者:島根県教育委員会 2021年 2月 ~ 2021年 2月
27. 島根県立大「特別活動及び総合的な学習の時間の指導法」 分類:学外非常勤講師 役割:指導 対象者:学生 人数:30人未満 島根県立大にて、「特別活動及び総合的な学習の時間の指導法」を6時間担当した。 主催者:島根県立大 2020年 9月 ~ 2020年 9月

じげおこしプロジェクト

1. 海士町 離島中山間地域の教師養成プロジェクト (2023年度)
2. 海士町 離島中山間地域の教師養成プロジェクト (2022年度)
3. 海士町 離島中山間地域の教師養成プロジェクト (2021年度)

メディア対応

1. 新聞 2023年 4月 山陰中央新報「わたしの研究」

島根県を中心とした山陰地域に貢献する社会貢献活動の改善の取組み

1. まつえ市民大学の運営協議委員の一員として、社会教育事業の企画・運営に関する協議に参加している。
2. 独立行政法人教職員支援機構委嘱事業「教員の資質向上のための研修プログラム開発・実施支援事業」として、山陰両県のミドルリーダー向けの現職教員研修のWGとして、企画・運営に当たった。本年度は、コロナ禍における学校現場の混乱によって、両県からの受講生の派遣が難しかったこと、また集合研修における感染防止対策の必要性から、オンライン研修とし、対象も全国の教育関係者(学校教職員、コーディネーター、教育NPO関係者等)に拡大し、実施した。
3. 教員免許更新講習について、計画を立て、コロナ禍において対面型での実施が難しくなったことから、全面非対面型での実施を決め、講師やDVDの複製を依頼した業者との調整を行い、非対面型での実施のモデルを確立した。