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今宿 晋(イマシュク ススム) IMASHUKU Susumu |
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先端マテリアル研究開発協創機構 教授
Co-Creation Institute for Advanced Materials
先端マテリアル研究開発協創機構
0852-32-6674
1980年08月
ナノテク・材料 / 金属生産、資源生産
分析化学
新規エネルギー材料の研究開発の効率化に貢献する軽元素分布測定装置の開発
省エネルギー化やクリーンエネルギーの利用推進に貢献する材料の多くは、軽元素(H, Li, B, C, N, O)が重要な役割を担っている。例えば、蓄電池の高性能化には、充放電反応を繰り返しても伝導種(H+, Li+, O2–)を電極に均一に分布させる必要がある。局所的なBの添加は鉄鋼材料の高強度化や半導体デバイスの高性能化に貢献する。一方、鉄鋼材料の水素脆化は、局所的なHの偏析によって発生する。また、材料をさらに高性能化するには、元素を3次元的に分布させることが重要となる。このように、元素の3次元分布に関する情報は材料開発において重要であり、特に、持続可能な社会を実現する材料開発には、材料中の軽元素分布を3次元的に測定する技術が必要不可欠である。しかし、二次イオン質量分析などの従来の装置は軽元素の定量精度は低い。そこで、レーザー誘起プラズマ発光分光(LIBS)法によって、サブµmの空間分解能で軽元素(H, Li, B, C, N, O)の3次元分布測定が可能な分析法を確立し、その装置を実用化することを目指す。LIBS法は、集束したレーザー光を試料表面に照射することで、試料表面近傍の気体をプラズマ状態にして、試料のサンプリング、原子化、励起を行い、プラズマ中の発光を分光することで元素分析を行う手法である。
研究分野:金属生産、資源生産
(個人研究) 2024年 ~
https://iamrd.shimane-u.ac.jp/lab/Imashuku-Lab/index.html
博士(工学) (課程) 京都大学