|
角舎 学行(カドヤ タカユキ) TAKAYUKI KADOYA |
![]() |
医学部 医学科 教授
Faculty of Medicine School of Medicine
外科学講座(乳腺外科学)
0853-20-2232
1967年05月
ライフサイエンス / 外科学一般、小児外科学 / 乳腺外科
乳癌 手術 薬物療法
遺伝子情報による乳癌幹細胞の新たな分類と効果・予後予測システムの開発
癌は自己複製能と多分化能を有する癌幹細胞が、対称性、非対称性分裂を繰り返すことによって形成されたheterogenousな細胞集団である。その中で、癌幹細胞は非癌幹細胞と比べて転移形成能が高く薬剤耐性であることから、薬物療法の真のターゲットと考えられている。そのため薬物療法による根治を目指すためには、患者の乳癌組織から癌幹細胞を選択的に培養し乳癌幹細胞の情報を知った上で、最も適した治療法を選択することが理想である。我々は乳癌組織から乳癌幹細胞を選択培養する手技を確立し、48症例の乳癌幹細胞を作製しその遺伝子解析などから乳癌幹細胞には多様性があることや、乳癌幹細胞分化に関与しているシグナル伝達経路や分子を明らかにした。本研究では乳癌幹細胞分化のメカニズムを解明しつつ、乳癌幹細胞の遺伝子情報に基づいた新たな分類と効果・予後予測システムの開発を行う。
研究分野:外科学一般、小児外科学
(国内共同研究) 2023年 ~ 2025年
https://www.shimane-u-breast.jp
広島大学 大学 (医学部 医学科) 1992年 (卒業)
博士(医学) (課程) 広島大学 外科学一般