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中田 朋宏(ナカタ トモヒロ) NAKATA Tomohiro

お問い合わせ

学部等/職名

医学部附属病院 教授
Hospital

学科・講座等

小児心臓血管外科 

電話番号

0853-20-2225

生年月

1973年05月

専門分野

ライフサイエンス / 心臓血管外科学

専門分野キーワード

小児心臓血管外科学

研究テーマ

小児心臓外科における術前検査としての造影CTによって確定診断した、血管系および気管形態異常に関する研究
小児心臓外科手術において、術前の心臓血管構造や血行動態把握のための主だった術前検査としては、1.心臓超音波検査(心エコー)、2.心臓カテーテル検査、3.造影CT検査がある。 1、2は、ある意味で動的な検査であり、心内形態の把握や、血流方向、シャント率などの血行動態を観察することに優れている。一方で造影CT検査は、静的な検査であり、細かな血管形態を観察することに優れている。 先天性心疾患患者さんにおいて、1、2のみでは把握の難しい血管形態異常が、造影CT検査で見つかることがしばしばあり、それらの頻度は、稀な異常であればあるほど、不明なものも多い。また気管分岐異常の検出にはCT検査は非常に優れている。 対象期間において、当院で術前として撮影した造影CTを再度詳細に観察し、これらの血管形態および気管分岐異常の頻度や、その診断にどの程度CTが有用であったかの検討を行う。
研究分野:心臓血管外科学 (機関内共同研究) 2025年 ~ 2030年

新生児・乳児期早期の心臓手術後難治性乳糜胸に対する OK-432(ピシバニール)による胸膜癒着療法の研究
心臓手術後の乳糜胸は稀に起こる合併症である。治療は、MCTミルクへの変更、絶食-中心静脈栄養、オクトレオチド(サンドスタチン)持続点滴が行われるが、これらでも効果がない難治性乳糜胸に対しては、①胸管結紮手術または②胸膜癒着療法がなされる。 アメリカの大規模なデータベースでの検討では、合併症としての乳糜胸は年齢が若いほど起こりやすい。また胸管の走行は一様ではなく、個人差があり、体格的に新生児・乳児期早期での胸管結紮手術は困難である。 我々は2013年の小児心臓外科開設時より、難治性胸水を来した新生児・乳児期早期症例に対してOK-432(ピシバニール)を使用した胸膜癒着療法を行ってきた。その治療成績、中期遠隔期予後を明らかし、その治療法の有用性を検討する。
研究分野:心臓血管外科学 (国内共同研究)

肺動脈縮窄に対する人工心肺下、中心肺動脈形成+体肺血流シャントの研究
動脈管血流に肺血流の全てまたは一部を依存している、肺血流減少型の先天性心疾患においては、しばしば肺動脈縮窄症(Coarctation of pulmonary artery、以下CoPA)を合併する。初回手術として体肺血流シャント(Blalock-Taussigシャント、以下BTシャント)が施行されるが、①側開胸からのBTシャント及び②正中切開からのBTシャントの2通りのアプローチがあり、またCoPAに対しても①初回手術と同時に肺動脈形成手術を行う、②第2期手術以降に行うアプローチがあり、明確な指針などは存在しない。 我々は2013年の小児心臓外科開設時より、正中切開からアプローチし、初回手術時の肺動脈形成手術を行っており、その治療成績、中期遠隔期予後を検討する。
研究分野:心臓血管外科学 (個人研究)

職歴

取得学位

博士(医学) (論文) 京都大学 胸部外科学