総合理工学部 知能情報デザイン学科
教授
Interdisciplinary Faculty of Science and Engineering Department of Information Systems Design and Data Science
知能情報デザイン学科
情報通信 / ソフトウェア
ソフトウェア工学、プログラム解析、ソフトウェアメトリクス
意味論プラガブルなプログラム解析
コンピュータ・プログラムの保守作業は困難なタスクである。その原因のひとつは (1) プログラムは複数の意味論(プログラミング言語、 SQL 、 HTML や UI フレームワーク、ドメイン固有言語など)が混在する構成物であり (2) 不具合の特定のためにはそれら複数の意味論を含めた因果関係の追跡が必要となるが (3) 既存のプログラム解析技術は単一または一部の意味論しか取り扱わないため (4) 開発者が人手でこれらの意味論の橋渡しをしつつ不具合の特定を行う作業を強いられているためである。
本提案は、このような困難なタスクに立ち向かう開発者をサポートすることを目的として、プログラムに含まれている複数の意味論(セマンティクス)を横断したプログラム解析の手法を実現する。
研究分野:ソフトウェア
(個人研究) 2016年 ~ 2018年
アルゴリズム×機械学習によるソフトウェア解析
コンピュータのソフトウェアはいわゆる自然言語とは異なる表現構造や意味論を持っている。既存の研究には、機械学習の分野で発達してき
た自然言語処理、時系列データ、画像処理、あるいはそれらを組み合わせたマルチモーダルな技術をほぼそのままソフトウェアに適用しようとするアプローチが多い。本提案では、従来のソフトウェア解析技術をルールとして用いて可能な選択肢を生成し、その中から機械学習の予測により選択を行うという、既存のアプローチとは異なる機械学習を導入したソフトウェア解析技術を提案する。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22K11975/
研究分野:ソフトウェア
(個人研究) 2022年 ~ 2026年
http://www.toshihirokamiya.com
博士(工学) (課程) 大阪大学 ソフトウエア
[専門教育]
[大学院教育]
卒業論文等の指導 7 名
修士論文等の主指導 2 名
修士論文等の主指導学位授与 1 名
博士論文等の主指導 0 名
博士論文等の主指導学位授与 0 名
研究生の指導 0 名
1. | Code Clone Analysis Research, Tools, and Practices (Springer 2021年 8月) ISBN:9789811619 |
1. | 「MSCCD: Grammar Pluggable Clone Detection Based on ANTLR Parser Generation」 Wenqing Zhu, Norihiro Yoshida, Toshihiro Kamiya, Eunjong Choi, Hiroaki Takada Proceedings of the 30th IEEE/ACM International Conference on Program Comprehension (ICPC 2022) 460-470頁 2022年 5月 キーワード:Program Comprehension, Code Clone, Static Analysis, Software Engineering |
2. | 「Doc2Vec とクラスタリングによるソースファイルの意味的な変更の検出」 西岡 大介, 神谷 年洋 ソフトエア工学の基礎28 日本ソフトウェア科学会 FOSE2021 103-108頁 研究会,シンポジウム資料等 2021年 11月 キーワード:コードクローン, ソフトウェア解析, 機械学習 |
3. | 「Towards Informative Tagging of Code Fragments to Support the Investigation of Code Clones」 Daisuke Nishioka, Toshihiro Kamiya Proceedings of the 15th International Workshop on Software Clones 8-14頁 2021年 10月 キーワード:コードクローン, ソフトウェア解析, 機械学習 |
4. | 「Code Difference Visualization by a Call Tree」 Toshihiro Kamiya Proceedings of the 12th International Workshop on Software Clones (IWSC 2018) 60-63頁 2018年 3月 キーワード:ソフトウェア工学, プログラム解析 |
1. | LLMと埋め込みモデルを用いた要求仕様書とソースコードのマッチング手法の提案 藤江 克彦, 神谷 年洋 vol.:31 全:2頁 ソフトウェア科学会 2024年 11月 ISSN:2436634X |
2. | LLMを利用したキーワード拡張による検索手法の改良 久保 大雅, 神谷 年洋 vol.:31 全:2頁 ソフトウェア科学会 2024年 11月 ISSN:2436634X |
3. | ソースコード問い合わせのための長コンテキスト LLM 向けRAG 手法の提案 神谷年洋 vol.:124 No.:38 全:6頁 電子情報通信学会 知能ソフトウェア工学研究会 2024年 5月 ISSN:24326380 |
4. | ChatGPTによるプログラミング授業の課題の解答生成の評価 鈴木智也, 神谷年洋 vol.:123 No.:123(SS2023 1-20) 電子情報通信学会 2023年 7月 |
5. | 大規模言語モデルVicuna-13Bを用いたMISRA C:2012のガイドライン違反箇所検出の実験的評価 藤江克彦, 神谷年洋 vol.:123 No.:123(SS2023 1-20) 電子情報通信学会 2023年 7月 |
6. | オープンソースのソフトウェア開発のすゝめ 神谷 年洋 vol.:40 No.:2 全:2頁 日本ソフトウェア科学会 2023年 6月 |
7. | コードレビュー向けコメント行位置予測ツールの試作 神谷 年洋 vol.:120 No.:193 全:6頁 電子情報通信学会 2020年 10月 キーワード:プログラム解析, 保守, ソフトウェア |
8. | 神谷 年洋, 崔 恩瀞 MapReduce型の並列処理によるコードクローン検出アルゴリズムと試験的な実装 vol.:116 No.:362 全:6頁 1-6頁 信学技報 2020年 1月 ISSN:09135685 キーワード:ソフトウェア, プログラム解析, ツール |
9. | 実行トレース間のデータの差異に基づくデータフロー解析ツール 神谷年洋 vol.:116 No.:136 全:6頁 電子情報通信学会 2017年 10月 キーワード:ソフトウェア工学, プログラム解析 |
1. | 「データ値の差異とデータフローの視覚化によるデバッグ補助手法の提案」 神谷年洋 ソフトウェア・シンポジウム 2028年 6月 キーワード:プログラム解析, 動的解析 |
2. | 「ChatGPTによるプログラミング授業の課題の解答生成の評価 」 鈴木智也, 神谷年洋 電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会 2023年 7月 |
3. | 「大規模言語モデルVicuna-13Bを用いたMISRA C:2012のガイドライン違反箇所検出の実験的評価 」 藤江克彦, 神谷年洋 電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会 2023年 7月 |
4. | 「SCDVモデルを利用する技術用語に対応した自然言語文書検索の提案」 辻 優太郎,神谷 年洋 第29回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ 2022年 11月 |
5. | 「プログラミング言語横断類似コード断片検出ツールの試作」 神谷年洋 SEA ソフトウェア・シンポジウム 2019 2019年 6月 キーワード:ソフトウェア, プログラム解析, ツール |
6. | 「ソースコード推薦あるいは修正の情報源としての質問掲示板とソースコードレポジトリの比較」 神谷年洋 ソフトウェアサイエンス研究会 2018年 10月 キーワード:ソースコード検索, プログラム理解 |
7. | 「実行トレース間のデータの差異に基づくデータフロー解析手法の提案」 神谷年洋 FOSE 2017 2017年 11月 キーワード:ソフトウェア工学, プログラム理解 |
8. | 「コードクローン研究ふりかえり ~ ストロング・スタイルで行こう ~」 神谷年洋 第19回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップ(PPL2017) 2017年 3月 |
1. | 電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会 専門委員 2014年~ 2018年 |
2. | 11th International Workshop on Software Clones プログラム委員 2016年~ 2017年 |
3. | SEA ソフトウェア・シンポジウム 2017 プログラム委員 2017年~ 2017年 |
4. | 12th International Workshop on Software Clones プログラム委員 2017年~ 2018年 |
5. | 電子情報通信学会 中国支部 運営委員 2017年~ 2019年 |
6. | 12th International Workshop on Software Clones (IWSC 2018) 神谷年洋 2018年~ 2019年 |
7. | 電子情報通信学会 神谷年洋 2018年~ 2020年 |
8. | 電子情報通信学会 ソフトウェアサイエンス研究会 神谷年洋 2018年~ 2020年 |
9. | 第27回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ プログラム委員 2020年~ 2020年 |
10. | the 29th Asia-Pacific Software Engineering Conference (APSEC 2022) プログラム委員 2022年~ 2022年 |
11. | 第29回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ プログラム委員 2022年~ 2022年 |
12. | 電気・情報関連学会 第71回 中国支部連合大会 実行委員 2022年~ 2022年 |
13. | the 30th Asia-Pacific Software Engineering Conference プログラム委員 2023年~ 2023年 |
14. | 第31回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ プログラム委員 2023年~ 2023年 |
15. | APSEC 2024 (the 30th Asia-Pacific Software Engineering Conference) Program Committee 2024年~ 2024年 |
16. | 第31回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE 2024) プログラム委員 2024年~ 2024年 |
1. | コンピュータソフトウェア誌 FOSE 特集号(2019年8月刊行予定) 委員 publisher:ソフトウェア科学会 |
1. | IEICE TRANSACTIONS on Information and Systems |
2. | Journal of Systems and Software publisher:Elsevier |
3. | SoftwareX publisher:Elsevier |
4. | 情報処理学会論文誌 |
1. | SEA ソフトウェア・シンポジウム 2018 優秀論文賞 神谷年洋 優秀論文賞 SEA 2018年 ソフトウェア解析 |
1. | 科学の甲子園代表チームスキルアップ講座 分類:地元高校へ授業 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30人未満 科学の甲子園島根県代表チームに対して、情報分野のスキルアップ講座を開講する 主催者:島根県教育庁教育指導課 実施場所:島根大学 2025年 2月 ~ キーワード:科学の甲子園 |
2. | 大規模言語モデル(LLM)について 分類:出張講義 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30~100人未満 高校生を対象として大規模言語モデルに関する出前授業を行った 主催者:兵庫県立西脇高校 実施場所:兵庫県立西脇高校 2024年 12月 ~ キーワード:出前授業 |
3. | 島根県小学生プログラミング大会 分類:コンテスト審査員 役割:審査員 対象者:児童・生徒 人数:30~100人未満 島根県小学生プログラミング大会において発表された作品を講評し、審査をおこなう 主催者:山陰中央新報社 実施場所:島根大学 2024年 11月 ~ キーワード:プログラミングコンテスト |
4. | 科学の甲子園スキルアップ講座 分類:出張講義 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30人未満 科学の甲子園事業の一貫である科学の甲子園スキルアップ講座において、高校生向けにごく簡単なプログラミングのチュートリアルを開催する 主催者:島根県教育庁教育指導課 実施場所:島根大学 2019年 12月 ~ キーワード:プログラミング |
5. | 大田高校2年生数理研究課題基礎研究 分類:出張講義 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30人未満 大田高校の2年生の数理研究課題基礎研究として、ロボットカーやwebアプリを題材としたプログラミングの授業を、7月から1月にかけて、計15コマ行った。 実施場所:大田高校および遠隔授業 2019年 7月 ~ 2020年 1月 キーワード:プログラミング, ロボットカー |
6. | 科学の甲子園スキルアップ講座 分類:その他 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30人未満 プログラミング(Micro:bitと呼ばれるワンボードコンピュータに対して、プログラミング言語Pythonでプログラムを記述する)の講義と演習を行った。 2019年 1月 ~ キーワード:プログラミング |
7. | 社会を支えるコンピュータの仕組み 分類:教員免許更新講習 役割:講師 対象者:高校教員 人数:30人未満 高校教員の免許更新講習のための講習として、コンピュータのソフトウェアに関する座学と、プログラミングの演習を行った。プログラミング演習は、Micro:bitと呼ばれるワンボードコンピュータに対して、プログラミング言語Pythonでプログラムを記述する内容であった。 2018年 8月 ~ キーワード:プログラミング |
8. | 科学の甲子園スキルアップ講座 分類:科学の甲子園 役割:講師 対象者:児童・生徒 人数:30人未満 C言語プログラミングの基礎、 および、 組み込みマイコンを用いたセンサプログラミングの基礎を 科学の甲子園スキルアップ講座として実施 2017年 12月 ~ キーワード:プログラミング |
9. | 分類:科学の甲子園 スキルアップ講座 人数:30人未満 島根県の「科学の甲子園」の一環であるスキルアップ講座にて、高校生向けCプログラミング講座を開講した。 2016年 11月 ~ 2016年 11月 |
10. | 分類:高校教員向け免許更新講習 役割:講師 対象者:高校教員 人数:30人未満 高校教員向けに免許更新講習の講師を担当した。 題目「社会を支えるコンピュータの仕組み」 會澤、岡本、神谷の3名で、各2時間づつ。 2016年 8月 ~ 2016年 8月 |
11. | オープンキャンパス模擬授業 分類:公開授業 役割:講師 対象者:学生 人数:30~100人未満 島根大学のオープンキャンパスにて、 高校生向けの模擬授業を行った。 題目「ウェブ検索を実現する技術」 2016年 8月 ~ 2016年 8月 |
12. | 玉野光南高 校高校ガイダンス 分類:出張講義 役割:講師,その他 対象者:学生 人数:30~100人未満 玉野光南高高校にて大学の説明および模擬授業を行った 2016年 11月 ~ 2016年 11月 |