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久保 満佐子(クボ マサコ) KUBO Masako

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学部等/職名

生物資源科学部 環境共生科学科 准教授

学科・講座等

環境共生科学科 

専門分野

ライフサイエンス / 森林科学

専門分野キーワード

渓畔林,半自然草原,森林動態

研究テーマ

渓畔域に生育する樹木の更新特性と生育立地
渓畔域は固有の撹乱体制を持ち,水域ー陸域のエコトーンとして重要な生態系である。渓畔林を構成する樹木は撹乱に適応した種特性を持つことで生育し,共存している。日本長期生態学研究(Jalter)の調査地である埼玉県奥秩父の大山沢渓畔林で,こうした渓畔林の構成樹種の種子生産や実生更新,萌芽更新,生長から枯死に至るまでの長期的な調査を行い,渓畔域の撹乱と森林動態の関係を明らかにする。
研究分野:生態・環境 (国内共同研究) 1997年 ~

山梨県甘利山における半自然草原の保全
日本の半自然草原の多くは採草地や放牧地など人間が利用してきた歴史を持ち,里地里山の中でも特に生物多様性の高い場所である。しかし近年では草原の多くの生物が減少しつつある。山梨県の甘利山もその一つであり,観光資源として利用してきたことからも保全が必要とされている。そこで,人為的管理と植物群落の関係を長期的に調べ,管理計画の資料とする。
研究分野:生物多様性・分類 (国内共同研究) 2004年 ~

森林表土を利用した緑化技術の開発
道路開発などに伴うのり面の緑化では外来草本が利用されてきたが,平成17年に外来生物法が施行され,緑化の分野では在来種を利用した緑化工法の開発が急務とされた。その工法の一つとして,開発地の森林の表土に含まれる埋土種子を利用して緑化する工法があるが,未開発な工法であるためその利用の適否を判断する基準がない。そこで,本工法の全国における施工地の施工条件や利用した森林表土の種類,成立した植物群落を調べ,本工法により成立する植生とその条件をまとめる。
研究分野:生物多様性・分類 (国内共同研究) 2008年 ~ 2012年

島根県弥山山地におけるシカの採食が森林植生に及ぼす影響
弥山山地ではシカの個体数の増加によって農林業への影響が確認されており,さらに森林生態系への影響も懸念されている。そこで,弥山山地におけるシカの採食の影響が森林植生に及ぼす影響を調べている。
研究分野:生態・環境 (個人研究) 2013年 ~

ナラ枯れの進行に伴う島根大学三瓶演習林におけるコナラ二次林の動態
島根県では2010年にナラ枯れ被害本数がピークとなり,その後被害地は県東部に広がっている。島根大学三瓶演習林は約50年前に更新したコナラが優占する二次林であり,2009年よりナラ枯れが確認されている。ナラ枯れがどのように進行するのか,生育樹木や種子生産がどのように変化するのかを調べ,ナラ枯れに伴うコナラ二次林の動態を明らかにする。
研究分野:生態・環境 (機関内共同研究) 2013年 ~

三瓶山麓西の原における草原植生と人為的管理の関係
三瓶山麓にある西の原は火入れによって維持されている半自然草原である。半自然草原の景観を維持するため大田市や関係者が火入れや保全活動を行っている。そこで,草原植生や侵入する樹木が火入れとどのような関係を持って生育しているのかについて,島根県立三瓶自然館サヒメルの研究員と共に,調査を行っている。
研究分野:生態・環境 () 2013年 ~

隠岐諸島における氷河期遺存樹種の更新戦略
隠岐諸島の森林植生は,暖温帯林の中に冷温帯や亜高山帯に生育する種が混生する独特な植物相をしており,氷河期の遺存的な種が暖温帯林に残存していると考えられている。氷河期遺存樹種としてカツラ,ミズナラ,ヒメコマツを対象として,その群集構造(植物相や立地環境)と個体群構造(分布やサイズ構造)を明らかにする。
研究分野:生態・環境 (国内共同研究) 2017年 ~

ホームページURL

https://www.ess.shimane-u.ac.jp/

取得学位

博士(学術) (論文) 横浜国立大学 生態・環境