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片岡 佳美(カタオカ ヨシミ) KATAOKA Yoshimi |
法文学部 社会文化学科 教授
社会文化学科
人文・社会 / 社会学
社会学
地方の人口問題と家族実践についての調査研究
人口減少が深刻な「地方」が,「地方消滅」のような状態に至らないためにはどうすべきか。それを考えるには,人口移動のメカニズムの解明が欠かせない。本研究ではそうした考えのもと,「地方」の一つ,島根県をフィールドに,県内外への人口移動が進行していく過程を,地域人口をつくる主体としての「家族」に注目しつつ調査し議論する。とくに①県内若年層の移住・定住,②I・Uターンなど県外都市部からの移住,③近年急速に進む外国人労働者の移住といった島根県に特徴的な地方人口移動問題を取り上げ,それらの移動が,家族内におけるどのような日々の営みによって生じていくのかについて,イギリスの家族社会学者モーガンが提唱する「家族実践(family practices)」という分析視角を用いて記述・説明する。それを通して,今後の人口問題対策に有益な提言を行なうことを目当てとする。同時に,「家族実践」のありようを解明する効果的な調査方法の開発・発展も目指す。
研究分野:社会学
(国内共同研究) 2019年 ~ 2022年
教授 2015年-
助(准)教授 2004年-2015年
講師 2001年-2004年
1999年-2001年 (財)兵庫県長寿社会研究機構家族問題研究所主任研究員
1999年-2001年 関西大学非常勤講師
1999年-2000年 同志社大学非常勤講師
2000年-2000年 甲南大学非常勤講師
博士(社会学) (論文) 同志社大学 社会学