・地域特産農産物の探索と開発 ・地域野生植物遺伝資源の調査と活用 ・形態,DNA分析,機能性成分分析等を利用した植物遺伝資源の評価

顔写真
コバヤシ ノブオ
小林 伸雄
教授
学部等
生物資源科学部
農林生産学科
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個人URL
https://researchmap.jp/read0201461
SDGs 3 すべての人に健康と福祉を 8 働きがいも経済成長も 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 15 陸の豊かさも守ろう
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産業分野

  • 農業,林業 / 農業
  • 製造業 / 食料品製造業

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研究分野

  • 環境・農学 / 園芸科学
  • 環境・農学 / 遺伝育種科学
研究キーワード
ツツジ,園芸植物,出雲おろち大根,植物遺伝資源,品種改良

研究概要

地域の農業特産物や植物遺伝資源を活用した地域活性化は、高齢化や過疎化が進む日本の地方における重要な課題です。その地域で古くから受け継がれてきた伝統園芸植物や有用野生植物について特性を評価し、新たな品種改良や価値づくりにより観光資源等に活用する研究を進めてきました。
島根県では宍道湖畔等に自生するハマダイコンをもとに、島根大学育成品種「出雲おろち大根」‘スサノオ’を開発し、地域を代表する辛味ダイコン品種として普及しています。また、松江の地域伝統野菜;津田カブを育種利用したナバナの島根大学育成品種‘ガイニマイナ’と‘マゲニマイナ’を開発し、地域普及を推進しています。さらに、隠岐の夏を彩るトウテイラン(オオバコ科)を新しい花き素材として活用する研究も展開しています。一方、石川県能登半島における「のとキリシマツツジ」の研究では、地域の貴重な古木群の学術的価値の啓蒙と保護活動を推進し、「地域の宝」として県歴史遺産に登録されました。過疎化の進んだ地域でありながら、現在では観光資源として観光客が訪れ、国内や海外との地域文化交流に発展しています。

アピールポイント

#地域植物遺伝資源を活用した地域活性化 #日本の伝統的園芸文化の啓蒙

特許情報

品種登録「スサノオ」
品種登録「マゲニマイナ」
商標「おろち」
商標「出雲おろち大根」の図形
商標「ガイニマイナ」