|
小松 真吾(コマツ シンゴ) KOMATSU Shingo |
![]() |
総合理工学部 建築デザイン学科 助教
Interdisciplinary Faculty of Science and Engineering Department of Architectural Design
1. | 令和5年度 JSCA島根地区技術交流会 分類:セミナー・シンポジウム 役割:講師 対象者:企業,学生 人数:30~100人未満 建築物の高い耐震性能に対する社会的要求から,想定地震レベルにおける構造物応答を提示可能な性能設計法が普及している.等価線形化法は,非線形系を等価な剛性と減衰を持つ線形系に置換するもので,単純明快であり汎用性が高いため多くの性能設計基準で採用されている. この度,Non-Compression (NC)ブレース架構の地震応答を高精度で予測可能な等価線形化法を開発したため,これを紹介する.この構造システムは圧縮力の作用しないNCブレースの特性により,弾性ひずみエネルギー蓄積による地震応答低減という新しい減衰機構を有しており,従って,等価線形理論の適用に際し様々な力学的工夫を要した. 振動理論の基礎から始め,既往の等価線形化法の有効性を示した後,それを発展させたNCブレース架構の新しい等価線形化法に関して講演を行った. 主催者:JSCA中国支部島根地区 |
2. | 第20回鋼構造実験見学会「大変形弾性部材とは」 分類:実験見学会 役割:運営,実験準備,載荷,計測 対象者:研究者,構造技術者 人数:30人未満 大変形弾性部材とは、大地震時に大変形が作用しても、常に弾性挙動を示す柔な部材である。大変形弾性部材を建築骨組中に方杖やブレースとして組み込めば、柱梁塑性化後も建築骨組全体で 2 次剛性と弾性復元力が発揮され、残留変形と最大変形の応答低減が期待される。本実験見学会では、最初に、大変形弾性部材についての説明を 40 分ほど行った後、島根大学の構造実験フレームと油圧ジャッキシステムを活用して、ト字型形柱梁試験体に大変形弾性部材を方杖として組み込み、載荷実験を行う。 主催者:日本建築学会中国支部 2022年 12月 ~ 2022年 12月 |