毎熊 浩一(マイグマ コウイチ) MAIGUMA Koichi |
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学部等/職名
法文学部 法経学科 教授
Faculty of Law and Literature Department of Law and Economics
学部・大学院教育
[専門教育]
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NPO論
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NPO論
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基礎演習
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基礎演習
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公共経営論
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行政学
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行政学
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政治・行政学入門
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専門演習II(行政学)
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専門演習I(行政学)
[大学院教育]
論文等指導
卒業論文等の指導 20 名
留学生の指導(学部・大学院、学年を問わない)正規生 1 名
留学生の指導(学部・大学院、学年を問わない)非正規生(半年以上) 0 名
留学生の指導(学部・大学院、学年を問わない)非正規生(半年未満) 0 名
教育改善
個人の改善[ミクロFD]
- ■政治・行政学入門
本講義では、科目の性格上、ともかく多くの学生に「政治・行政」に関心をもってもらうことを主眼においている。そのため、いわゆる「講義」だけではなく、模擬投票、ゲスト講師の招聘(島根県庁、総務省)、ワークショップなど、工夫をこらした。また、コロナ禍での試行錯誤を経て対面とオンデマンドを組み合わせるやり方にもだいぶ慣れ、結果的に例年以上の教育効果をあげられたのではないかと考える。最終回に実施したアンケートでは、「満足」70.6%、「まあ満足」29.4%と全員が肯定的であった。
- ■行政学
コロナ前までは、オーソドックスであろう(教員による一方的な)「教授」中心の授業を行ってきたが、コロナ禍での試行錯誤を経て、オンデマンドと対面授業とを組み合わせるとともに、意識的に学生同士の意見交換等の機会を増やすこととした。また、現役公務員をゲストに迎えることもコロナ禍ではじめ今年度も続けている。そのこともあってか、学生からの評価はコロナ前よりも随分とよくなっている。事実、最終回に実施したアンケートでは、回答者全員から肯定的な評価(「満足:65.2%」「まあ満足:34.8 %」)を得た。
- ■NPO論
本講義では、特にゲスト講義(4人)を組み込んでいることに特徴がある。その狙いは、(「知識」や習得や「技能」の獲得もさることながら)とくに「意欲」の向上にあった。すなわち、受講生が「地域課題の発見・解決に関心を持ち、事情の許す限り自ら実践せんとすること」を期したのである。受講票、レポート、受講生アンケート、実際の声から判断すれば、高い効果が得られたと見てよい。事実、最終回に実施した総合的な満足度は「満足:47.1%、まあ満足:52.9%」と全員が肯定的な回答を示した。
- ■公共経営論
本講義は、毎年、演習のような運用をしている。例年通り「模擬事業仕分け」を行った。今年度もまた、松江市役所の協力により、実際の事業につき、学生同士ではなく、実際の担当者を相手に実施することができた。また、今年度は、学期中にたまたま米子で(日本初の!)市民主催による「事業仕分け」が開催されたため、受講生ともども傍聴にでかけた。かくして、シラバスに掲げた狙い(「公共経営の担い手(あるいは、それに対する統制者としての市民)に求められる、多様な知識、多面的な視座、リアルな実践感覚などを磨くこと」)、とりわけ最後者の目的は、これらの試みによって十分に達成できたと自負している。アンケートに答えた受講生16人のうち「満足」は10人、「まあ満足」が5人、「普通」が1人であった(肯定的な回答の割合は93.6%)。なお、例年のことであるが、市担当者からも高い評価を得ている。
- ■基礎演習
「基礎演習」では、いわゆるアクティブラーニングを実践した。具体的には「模擬まちドック」である。受講生の自主性・自律性を重んじる一方で、ガイドないしファシリテーション(例えば、具体的な発表フォーマットの指定、工程表の提示、ワークショップ等)にも力をいれた。
島根県を中心とした山陰地域に貢献する教育活動の改善の取組み
- 教育学部が「社会教育主事講習」(地域教育魅力化コーディネーター育成コース)のなかに「生涯学習概論」という講義を設けている。その1コマ分「公共経営とNPO」を出講した。受講生は、教育やまちづくり等各種フィールドで一定の実践を積んできた人が多い。それを意識した教材改善を試みた。今年度は教材も大幅リニューアルした。