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片岡 佳美(カタオカ ヨシミ) KATAOKA Yoshimi |
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法文学部 社会文化学科 教授
社会文化学科
人文・社会 / 社会学
社会学
条件不利地域の家族・地域生活の中に芽生える新たな価値についての調査研究
効率や競争を追求する資本主義社会は,今日さまざまな問題を生じている。都市・地方間の不平等問題もその一つである。現在の資本主義システムが維持される限り,地方はいつも「生きづらい」。解決のためには,市場主義的な価値ではない別の価値を追求する社会の実現が欠かせず,そのためにその新しい価値を示す必要がある。本研究では,その新しい価値を,地方の,とくに山間地や離島といった条件不利地域のほうから発見しようとする。これらの地域での調査を通して,地方が資本主義社会の中で「弱者」化されていく現状を示す一方で,「弱者」であるがゆえに不利な状況をなんとか生き延びるため家族や地域で日々行なわれている生活戦略や生活実践のなかに,新しい価値を発見し,そしてその価値が主流となる社会をつくるための条件を探る。都市・地方間の不平等問題の解決,さらには資本主義システムが維持される限り続くさまざまな悪循環を打破するための提言を行なうことを目指す。
研究分野:社会学
(国内共同研究) 2023年 ~ 2026年
教授 2015年-
助(准)教授 2004年-2015年
講師 2001年-2004年
1999年-2001年 (財)兵庫県長寿社会研究機構家族問題研究所主任研究員
1999年-2001年 関西大学非常勤講師
1999年-2000年 同志社大学非常勤講師
2000年-2000年 甲南大学非常勤講師
博士(社会学) (論文) 同志社大学 社会学