山中 智央(ヤマナカ トモヒサ) YAMANAKA Tomohisa |
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学部等/職名
障がい学生支援室 講師
Student Accessibility Office
学部・大学院教育
[教養教育]
教育改善
個人の改善[ミクロFD]
- 2023年度より導入した障がい種別ごとの体験型支援授業を2024年度も継続して実施した。実施内容は基本的に同一だが、2023年度の学生アンケートをもとに一部内容(体験順序、フィードバック時間等)を調整している。継続により、障がい学生支援サポーターや障がい者支援技能士の登録率も安定し、学生の実践力向上に寄与している。
加えて、「ボランティアと障がい者支援」は令和6年度前期において授業評価アンケートの全6項目で平均4.78点を記録し、全学平均(4.45点)を上回る評価を維持した。「障がい学生支援の実際」においても、令和6年度後期に平均4.55点と全学平均(4.50点)を上回る評価を得ており、教育改善の継続的成果が示されている。
全学レベルの改善[マクロFD]
- 教職大学院および外国語教育センターを対象に、障がい学生支援と合理的配慮に関するFD研修を実施した。支援事例や教育現場における具体的配慮の在り方を取り上げ、教育実践における障がい理解の定着を図った。参加者アンケートでは、授業設計や学生対応に直結する実用的内容として高評価を得た。
- 全学の教職員を対象に、人権に関するコンプライアンス研修の一環として「障がい学生支援と合理的配慮」に関するFD/SD研修を実施した。支援制度の概要だけでなく、実際の学内事例に基づき、配慮の判断基準・運用プロセス・学生とのコミュニケーションのポイント等を解説した。障がい学生支援における実務的理解の促進を図り、全学的な障がい理解と支援体制の底上げを目指した。
島根県を中心とした山陰地域に貢献する教育活動の改善の取組み
- 「ボランティアと障がい者支援」の講義において、島根県内の特別支援教育の教員や社会福祉協議会の職員をゲストスピーカーとして招き、現場の実践や地域課題を共有していただくことで、学生は教科書的な知識にとどまらず、山陰地域における障がい者支援の現実に触れながら学ぶ機会を得ることができた。