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野間 純平(ノマ ジュンペイ) NOMA Jumpei

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学部等/職名

法文学部 言語文化学科 准教授

著書

1. 明解日本語学辞典 (三省堂 2020) ISBN:9784385135809 キーワード:日本語学 辞典
2. 鹿児島県甑島方言からみる文法の諸相 (くろしお出版 2019) ISBN:9784874247860 キーワード:甑島方言 文法
3. 明解方言学辞典 (三省堂 2019) ISBN:9784385135793 キーワード:方言 辞典

論文

1. 「現代日本語における準体助詞「ノ」と「ン」 : 撥音化に関わる文法的条件—これからの現代語文法 令和四年五月特集号」 野間 純平 国語と国文学 vol.:99 No.:5 全:13頁 98-110頁 学術雑誌 2022年 5月 ISSN:03873110
2. 「島根県出雲市平田」 野間純平, 友定賢治 日本の消滅危機言語・方言の文法記述 215-266頁 大学・研究所等紀要 2022年 3月
3. 「鳥取方言における場所を表す助詞「カラ」」 長谷早紀, 野間純平 山陰研究 No.:14 85-99頁 大学・研究所等紀要 2021年 12月
4. 「2019年度島根大学隠岐方言調査」 野間純平 隠岐の文化財 No.:37 全:10頁 33-42頁 大学・研究所等紀要 2020年 3月 キーワード:隠岐方言 フィールドワーク
5. 「2018年度島根大学隠岐方言調査」 野間純平 隠岐の文化財 No.:36 全:10頁 20-29頁 大学・研究所等紀要 2019年 3月
6. 「大阪方言の平叙文における「ネンナ」―「ネン」に固有の意味特徴―」 野間純平 阪大社会言語学研究ノート No.:16 全:20頁 35-54頁 大学・研究所等紀要 2019年 7月 キーワード:大阪方言 ノダ ネン ンヤ
7. 「2017年度島根大学隠岐方言調査」 野間純平 隠岐の文化財 No.:35 全:12頁 1-12頁 大学・研究所等紀要 2018年 3月
8. 大阪府八尾市方言の素材待遇形式ヤルの機能―三者の関係を表すマーカー―」 酒井雅史・野間純平 日本語の研究 vol.:14 No.:1 全:17頁 1-17頁 学術雑誌 2018年 1月 ISSN:13495119 キーワード:待遇表現 素材待遇形式 ヤル 大阪府八尾市方言 〈ウチ〉マーカー
9. 「宮津市方言の原因・理由表現「デ」「サカイ」―談話データにもとづく使い分けの実態―」 野間 純平 阪大社会言語学研究ノート No.:15 全:14頁 22-35頁 大学・研究所等紀要 2017年 11月 キーワード:宮津市方言 原因・理由表現 談話 デ サカイ
10. 鹿児島県甑島里方言の終助詞」 白岩広行・門屋飛央・野間純平・松丸真大 阪大日本語研究 No.:29 全:29頁 187-215頁 大学・研究所等紀要 2017年 2月 ISSN:09162135 キーワード:終助詞、間投助詞、相互承接、平叙文、疑問文

報告書

1. 隠岐方言における「ジャラー」「ダラー」―不定用法とその由来― 野間純平 No.:39 30-39頁 隠岐の島町・海士町・西ノ島町・知夫村教育委員会 2022年 3月
2. 全国方言文法辞典資料集(4)活用体系(3) 小西いずみ・日高水穂(編者代表) 63-75頁 科研費研究成果報告書 2018年 3月
3. 全国方言文法辞典資料集(3)活用体系(2) 小西いずみ・日高水穂(編者代表) 67-77頁 JSPS科研費 2017年 1月 キーワード:日本語学 方言 文法 活用

発表等

1. 「「日本語諸方言コーパス」を用いたノダ文の方言間対照」 野間純平 国立国語研究所シンポジウム 「日本語文法研究のフロンティア ―日本の言語・方言の対照研究を中心に―」 2021年 キーワード:方言 ノダ文 コーパス
2. 「方言からみたノダ文研究―終助詞とのかかわりから―」 野間純平 2021年度第4回土曜ことばの会 2021年 キーワード:ノダ文 方言
3. 「島根県出雲方言の指示詞と代名詞」 野間純平 国立国語研究所共同研究プロジェクト「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」研究発表会 2018年
4. 「方言におけるノダ文の機能」 野間純平 日本語文法学会第19回大会 2018年 キーワード:ノダ文 日本語文法学会

委員会・学会役員等

1. 日本語文法学会 第21回大会実行委員 2020年~ 2020年
2. 日本語文法学会 第22回大会実行委員 2021年~ 2021年
3. 日本語学会 事務局委員 2022年~ 2025年

島根県を中心とした山陰地域に貢献する研究活動の改善の取組み

1. 出雲地区、なかでも出雲市平田での方言調査を継続して行っている。調査の成果は、個人の研究や、参加している科研費プロジェクトに生かされている。
2. 感染対策を講じつつ調査継続が可能な出雲市において、方言調査を引き続き行った。その成果として、出雲市平田方言の文法概説(論文)を発表することができた。この論文は、これまでの出雲方言調査の集大成となるものであり、今後の研究の出発点となるものでもある。
3. 新型コロナウイルスの影響で、毎年行っている隠岐の島町での方言調査が行えなかったため、隠岐の島町教育委員会の協力のもと、オンライン調査を行った。
4. 前年度までと同様に、山陰地域をフィールドとした方言調査を行った。主に出雲・隠岐地区において、消滅の危機に瀕した伝統方言の記述を目的とした聞き取り調査である。また、石見地区における方言会話の文字化作業も積極的に行い、研究データが少ない地域のデータ整備を急いだ。
5. 国立国語研究所共同研究プロジェクト研究員として、出雲および隠岐地域の方言調査を行った。その成果の一部は、国立国語研究所にて行われた研究発表会にて発表した。 また、島根県だけでなく、鳥取県倉吉市においても方言調査を行った。その成果は報告書『方言文法辞典資料集(4)』に「活用体系記述」として掲載された。
6. 前年度に引き続き、山陰地域をフィールドとした方言の調査研究を行った。消滅の危機に瀕した伝統方言の記録・保存を目的とした研究だが、本年度は記録・保存だけでなく継承に関する活動も行った。まつえ市民大学サポーターの会主催の「出雲弁シンポジウム」では、研究成果の発表だけでなく、出雲方言の継承に関する話題提供を行った。また、隠岐の島町立の中学校において、ふるさと教育の一環としての「方言の授業」に参加した。
7. 国立国語研究所共同研究プロジェクト研究員として、出雲地域の方言調査を行った。このプロジェクトは5年間かけて行う予定であり、その初年度である本年度においては、一定の成果を得ることができた。