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松本 真悟(マツモト シンゴ) MATSUMOTO Shingo |
生物資源科学部附属生物資源教育研究センター 教授
附属生物資源教育研究センター
ライフサイエンス / 植物栄養学、土壌学
ライフサイエンス / 植物栄養学、土壌学
土壌 肥料 植物栄養 重金属
土壌中の可給態養分と有害重金属の解析並びに作物におけるその吸収機構の解明
水稲のヒ素濃度を低減する上で、土壌からのヒ素の吸収および玄米への転流課程を時期別、部位別に詳細に把握することが重要である。本研究では土壌から吸収されるヒ素の形態および作物体中のヒ素の移行特性を他元素との相互関係を中心に検討し、各種土壌改良資材の施用による水稲のヒ素濃度低減技術の確立を目的とする。
研究分野:植物栄養学・土壌学,環境農学,作物学・雑草学
(国内共同研究) 2013年 ~ 2022年
有機性廃棄物の減容化と地域内循環モデルの構築
汚泥および生ゴミの減容化と残渣の農業利用への展開のモデルケースを検討する.また,併せて,島根大学生物資源科学部附属生物資源教育研究センター内ほ場で作物栽培を通じて高温好気発酵分解残渣の肥効特性を検証する。さらにバイオマスボイラー由来の燃焼灰の肥料化と利用について検討する.
研究分野:植物栄養学・土壌学,環境農学
(国内共同研究) 2007年 ~ 2018年
薬用人参栽培における土壌肥料学的アプローチによる早期収穫技術の確立
これまで研究機関による研究がほとんど行われて来なかった漢方薬として名高い薬用人参の栽培に新たな科学のメスを入れ,特に土壌肥料学的アプローチを重点的に行うと伴に,漢方薬から機能性食品への転換を図るための栽培技術を確立し,近年日本での生産が激減している薬用人参栽培の新たな可能性を見いだすことを目的とするものである.
研究分野:植物栄養学・土壌学,作物学・雑草学
(国内共同研究) 2010年 ~ 2022年
バイオマス発電燃焼灰のケイ酸資材としての農業利用
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が2012年に開始されて以来、木質バイオマス発電所が急増しており、現在建設中のプラントを含めるとおよそ200箇所にのぼる。使用される木質バイオマスは今後1000万tに達し、排出される燃焼灰の量は20万tと予想されている。発電に使用するバイオマスボイラーは高温で流動する砂の中に燃料である木質バイオマスを投入することで効率的に燃焼させることを可能にしている。そのため排出される燃焼灰は流動媒体の砂に由来するケイ酸を多量に含んでいることが明らかとなっている。そこで、本研究では現在は産廃として処分されている燃焼灰が農業用ケイ酸資材として利用可能かどうかを検討している。
研究分野:植物栄養学・土壌学,作物学・雑草学
(国内共同研究) 2018年 ~ 2022年
https://www.life.shimane-u.ac.jp/gakubu_annai/kyoin_ichiran/gakubu_shozoku/matsumotos.html
博士(農学) (論文) 東京大学